こんにちは、サロン管理栄養士の末藤です。
月日が経つのは早いもので11月11日でちょうど入社して1年が経ちました。
管理栄養士としてだけではなく、生活相談員としての仕事は正直わからないことだらけでした。
以前は特養の管理栄養士として勤めており、特養やデイの生活相談員の方と一緒に仕事をすることはあっても具体的な業務内容まできちんと把握できていたわけではなかったので毎日必死。
デイサービスはーと&はあとの生活相談員は管理栄養士の資格を持ったものが務めているということが他のデイサービスではないことだと思いますが、まずは生活相談員として一人前に仕事ができるようになることを心がけています。
それに加えて管理栄養士であることを活かしてご利用者様の生活全般に対しての相談員として喜んでいただければと頑張っていこうと思います。
来年に向けての目標は「生活相談員としての役割をきちんと果たした上で、管理栄養士としてご利用者様へもっと必要とされるようになる!!」
1年後のブログになんて書いてるかが心配ですが、、、頑張ります!!
サロン管理栄養士 末藤
末藤浩平のブログの最近のブログ記事
こんにちは、サロン管理栄養士の末藤です。
徐々に寒さも増してきて朝晩はかなり冷え込むようになってきました。
それに伴い朝が段々布団から出にくくなってきております、、、
冬場にすっきりと布団から出れる術をご存じの方は教えて下さい。
10月17日(金)に北摂総合病院ケアプランセンターの坂本さんが立ち上げた「02会」で行っている勉強会がデイサービスはーと&はあとで開催されました。
内容は「第2回 栄養士×ヘルパー食事勉強会」
第1回目は4月18日に行われたのですが、今回は管理栄養士によるレクチャーと、前回より少し内容を変えてより実践に近い形でのヘルパーさんの調理実演を行っていただきました。
まずは北摂総合病院 栄養科の斎藤彩加さんによる「明日から活かせる栄養評価」という内容での講義。
専門性もありながらわかりやすい内容で症状から見てわかる栄養障害についていくつかレクチャーしていただき、普段利用者様宅を訪問しているヘルパーの方々にも役に立つ知識がたくさん含まれていました。
また、簡単に出来る嚥下評価法についてもいくつかご紹介していただき、反復唾液嚥下テスト(RSST)を参加者にも実際にやっていただき、在宅でも出来る嚥下スクリーニングとして解説していただきました。
実際に病院で使用しているマニュアルや、摂食・嚥下障害の観察ポイント等も紹介していただき、同じ管理栄養士としても勉強になりました。
続いて、ヘルパーさんによる調理実演!!
今回は架空の対象者を事前に設定し、その方のアセスメントシートを作って各事業所に同時にお知らせします。
当日は使用できる調味料と調理器具のみお知らせしており、食材については調理直前に各調理担当者に確認してもらい献立を決めていただくというように設定させてもらいました。
実際に訪問で入られているヘルパーの方々はご利用者様宅の冷蔵庫にある食材を確認してその場で作るものを決めるというケースがほとんどのようなので、なるべく実際の現場に近い状況で行っていただきました。
時間の関係上、食材を洗ったりの事前準備をしていたり調理補助が付いたりと100%実践通りとはいきませんが、各ヘルパーさん方もギャラリーに見守れながらの調理という経験することがあまりなく違ったプレッシャーを感じながらのスタートとなりました。
今回も3事業所が実演していただきました。
・柚木ホームヘルパーステーションの井上さん
・葦原ヘルパーステーションの中津さん、上田さん
・やさしい手茨木店の森さん、野村さん
今回の対象者はこんな方↓
少し見にくいかもしれませんが、、、
事前にこのシートを各事業所の方々へFAXでお知らせ♪
30分での時間の中、出来上がったものがこちら!!
一番左が柚木の井上さん作
真中が葦原の中津さん、上田さん作
右がやさしい手の森さん、野村さん作
同じ食材を使っているにも関わらずこんなにも違いが出るのにも驚きましたが、何より30分でこの内容!!
しかも食材パッと見ただけで!!!!!
やっぱり現場に入っているヘルパーさんたちは凄い!!!!!
でもこれが実際に毎日どこかで行われていることなのかと思うと本当にヘルパーさん方の能力の高さにびっくりでした。
実際に調理していただいた方からも、「実際ヘルパーで入ったら30分間料理だけに時間を使うなんてことはまずない。食事の準備しながら洗濯して掃除してって感じで色んなことを同時進行で行わなければ勤まらない。」と話されていました。
さらにこの献立の中にもそれぞれの工夫が、、、
井上さんのところでは、「少し硬い物が食べづらい。」とアセスメントシートにあった為、茄子はレンジで加熱することによりトロトロに。
サラダのミニトマトは湯向きして食べやすく、豆腐の表面を油で焼き上げとろみあんをかけることで食べやすく仕上げています。
葦原の中津さん、上田さんのところも「少し硬い物が食べづらい。」との記載に対し、短時間でもお肉を酒につけて仕上げることでとても柔らかく食べやすい状態に。
また高血圧により塩分制限する必要がある為、香味の効いた食材選びにより風味をしっかり楽しめる味付けになっていました。
森さん、野村さんの新人ペアは若さを活かしたワンプレートに仕上げました。
ご利用者様はなかなか外食に行ける機会も少ないだろうからと見た目にも楽しめるように工夫されていました。
それぞれの個性や良さが色々と学べ、参加者も終始興味津々でした!!
こんなに立派な食事を準備してくださった3事業所の方々に対して、頼りないわたくしが管理栄養士の立場から総評をお話させていただき終了。
本当にいい勉強になりました!!
次回は春頃??に新たな企画が待っているかも、、、
また色々と情報発信していきますので懲りずに読んでみてください。
企画にお声かけいただいた02会代表の坂本さん
調理実演していただいた柚木の井上さん、葦原の中津さん、上田さん、やさしい手の森さん、野村さん
ご参加いただいた皆様に深く感謝いたします。
サロン管理栄養士 末藤
こんにちは、サロン管理栄養士の末藤です。
先日の台風上陸に合わせて、友人の結婚式の為九州入りしていて大変でしたが無事帰ってこれました(笑)
車で約12時間、、、
せっかく行ったのに福岡の美味しい物を食べる事すら出来ず終いでした。
皆さんは台風の影響は大丈夫でしたか??
ちょうど福岡へ向けて出発する日の10月11日 「第10回高槻・島本嚥下栄養研究会」に参加させていただきました。
今回、高槻・島本地域の摂食嚥下障害への取り組みというところで、当デイサービスについての紹介をさせていただきました。
通所介護についての簡単な説明やデイサービスはーと&はあとのコンセプトの「口から食べることをあきらめない!!」ということについてや他のデイサービスと少し違ったサービス内容についてもお話ししてきました。
実際には時間もほとんどなかったので10分以内でささっとお話する時間をいただいただけですが、こういったデイサービスが地域にあるんだなということは知っていただけたのではないかと思います。
ちなみに他のデイサービスと違う点については、、
①専門職によるアセスメント
②地域連携の手段、ツール
③配食管理栄養士との連携
などです。
①の専門職によるアセスメントについては、通常のご利用者様のアセスメント内容に加えて、機能訓練指導員(看護職)、歯科衛生士、管理栄養士がそれぞれご利用者様の状態を定期的にアセスメントし、カンファレンスを実施。
それぞれの専門職からのアセスメント内容を踏まえて食べることへの支援に繋げています。
機能訓練指導員(看護職)や歯科衛生士の業務内容、アセスメント内容については以前にブログでご紹介させていただきました。
わたくしが行っている管理栄養士のアセスメント内容についてはまたの機会に、、、
②の地域連携の手段、ツールについて
実際にカンファレンス等でスタッフで話し合った内容やご利用者様のご様子について1ヶ月のご様子という形でA4用紙1枚にまとめたものを作成しています。
ご利用者様へのフィードバック、ご家族様へのフィードバック、担当CMGへのフィードバック、そして少し他のデイサービスと違っている点がご利用者様の主治医へのフィードバックです。
もちろんご利用者様への説明・同意をいただいて行っています。
また必要に応じて他に利用している事業者様とも情報交換することにより、ご利用者様自身へバラバラな内容のサービス提供にならないよう意識して連携への取り組みを行っています。
ご利用者様の状態等によっては看護職が受診の同行をさせていただいていることもあります。
③配食管理栄養士との連携
実際にデイサービスをご利用していただいている中に、はーとのお食事を取ってくださっている方もいらっしゃいます。
そういった方に関してはデイサービスでの食事摂取面だけでなく、在宅での食事についてもサポートしています。
デイサービスで管理栄養士と関わり、在宅では別の管理栄養士も関わりを持てる。
なかなか在宅で生活する中で、ここまで管理栄養士と関わりを持てる機会があるところは少ないかと思います。
通常、単独のデイサービスに管理栄養士自体配置しているところは少ないし、在宅生活の中で管理栄養士と関わる機会も普通はありません。
当デイサービスをご利用いただいて、はーとのお食事も頼んでくださっている方にはもれなく管理栄養士が二人もついてくるというVIP待遇!!
もちろん食事面でサポートの必要性がとても高い方に関しては連携してご利用者様の支援をしていきます。
まだまだ完璧に出来ていない点も多いかもしれませんが、「病院から在宅へ」という流れになっている今、こういった内容のサービス等が絶対必要になってくるのではないかと思っています。
食べることにお困りで、在宅生活を元気に過ごしていきたい方!!
デイサービスはーと&はあとがお待ちしております!!
サロン管理栄養士 末藤
こんにちは、サロン管理栄養士の末藤です。
皆さん日頃運動はされていますでしょうか??
わたしは趣味でストリートダンスをしているのですが、最近全然練習等できておらず少し運動不足気味、、、。
高齢者ともなると運動量や活動量はさらに少なくなります。
現在サロンでは午後に約40分ほどの運動を取り入れています。
内容としては上肢・下肢・体幹をそれぞれ使うような運動です。
利用者の状態によって出来る動き等に制限があるので、状態に合わせた形で皆さん参加していただいています。
基本的には椅子に座ったまま出来るものから始めて、立位での片足立ちや立ち上がり時に必要な筋力強化等しています。
レベル的には少し汗ばむ程度の運動。
あまり負担をかけ過ぎず、かつ運動として効果が出るような内容としています。
実際に利用回数の多い方では、起立時の姿勢改善や歩行・階段昇降の速度アップ等少しずつ効果があらわれています。
利用者によってはシルバーカーを使用しないと外出できなかった方が、杖歩行でバスを使用し通院できるようになった方もいらっしゃいます。
自分自身も運動に効果的な栄養補給の方法(リハビリテーション栄養)をもっと勉強して、利用者のADLや栄養状態の改善に取り組んていきたいと思っています。
そして利用者に負けないよう自分ももっと運動します(笑)
サロン管理栄養士 末藤
こんにちは、サロン管理栄養士の末藤です。
朝晩は本当に寒くなってきて、窓を開けて寝ていると寒さで起きてしまうことがある今日この頃、体調崩されたりしていませんでしょうか。
季節の変わり目での体調の変化にご注意を!!
サロンをご利用していただいているM様
利用開始前の退院時カンファでは常に吸引が必要で窒息や誤嚥のリスクがあるとのことで、デイサービス利用時にも吸引を必ず行うとのことで利用が開始されました。
入院中の食事形態は主食は全粥、副食は極刻みにトロミあんを混ぜ合わせた状態で提供がされており、自己摂取半分と食事介助半分という形でした。
サロン利用開始時には凍結含侵法を用いた食事形態でトロミあんを準備して食べていただきました。
今までは何を食べているかわからない状態での食事が、形のある状態のものを確認してもらい目の前で食べやすい状態につぶしての提供という形をとりました。
痰がとても多く出ていたので、食事中にも痰が絡んで飲み込みがスムーズにいかないところがありましたが職員がついて注意しながら一部介助を行っていました。
サロン開始から1ヶ月が経つ頃には、在宅生活で座位で過ごすことが多くなったせいか痰の量がどんどん減っていき毎日の吸引が必要ない状態まで回復され、それに合わせて食事摂取もスムーズに行えるようになってきました。
摂取状態が良好になって食事形態も凍結含侵法を用いたものからサロンで調理しているやわらか食にアップし、リウマチによる手指の変形で上手く食具が使用できなかったのがサロンでのリハビリもあってか手の開きがとてもスムーズになりしっかりと食具を使用できるようにもなってきました。
またサロンで他の利用者様とのコミュニケーションを取ることによる発声や口腔リハビリ等によって舌の動きの向上も食事摂取状況の改善に繋がったのだと思います。
少しでも安全に口から美味しく食べ続けていただく為に、できる限りの支援を行って参ります。
サロン管理栄養士 末藤