末藤浩平のブログの最近のブログ記事

こんにちは、サロン管理栄養士の末藤です。


前回のブログで口腔内環境について書きましたが、

今回はデイサービスはーと&はあとの歯科衛生士業務についてご紹介!!



はーと&はあとの歯科衛生士は、利用者様のお口の健康を守り、おいしく安全に食事をしていただく為に色々なことをしています。


①昼食前の口腔体操(リハビリ)の実施

唾液の分泌を促進する為のマッサージや頬や舌の筋力を落とさないような体操や発声等を行うことで食事をしっかり食べれる状態を整えます。

基本のものに加えて歯科衛生士が考えたメニューを月替わりで行っています。


②食事を安全に召し上がっていただく為に食事中の観察や助言

食事中の状態を観ながらよりよく食事を食べていただく為のアドバイスを行います。


③口腔内や義歯の清掃の指導と、口腔内外の観察と支援

食後、職員がひとりずつ付き口腔ケアを実施します。

基本的には利用者様本人に磨いてもらい、磨き残しがないかどうかチェックやケアの仕方についてのアドバイスを行います。

磨き残し等ある場合は歯科衛生士より再度チェック磨きを施行します。

また口腔ケア時に口腔内の状態や口腔外の状態に異常がないか観察し、現在の状態について利用者様にお伝えしたりもしています。


④情報の発信

歯科衛生士より定期的に歯科通信の配布を行い、利用者様へ歯科に関する情報を発信しています。


⑤口腔機能向上加算算定

①~④の内容を含めたものをアセスメント内容をもとにプランニングし、定期的にモニタリングすることで口腔機能の向上に努めています。


歯科衛生士より

「体の健康を気にされている方は多いようですが、

 お口の健康を気にされている方は少ないようです。

 口腔内は年齢、病気、服薬、体調等によって日々変化します。

 また、体の筋力低下とともに舌や頬等の食べることに必要な筋力も低下します。

 私たちはチームで皆様が笑顔で食事を食べ続けていただけるよう支援していきたいと

 考えております。

 お困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。」


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デイサービスはーと&はあとのスタッフ一同はチームとして皆様のよりよい生活のお役に立てるよう頑張っていきます!!


サロン管理栄養士 末藤

こんにちは、サロン管理栄養士の末藤です。

最近は異常気象でテレビの報道をみていると現実とは思えないような映像ばかり流れていますよね。


大阪はいつも大雨の被害が少ないように思うのであまり実感が湧きませんが、「もしかしたら自分の身にも。」という気持ちを持っておくことや、備えておくことが大事なんだろうなと思っています。


防災グッズや非常食、水等の確保はしっかりしておきましょう!!



さて、今回は口腔内環境について。


介護の現場でも意外にちゃんと見られていない口腔内の状態。


体調管理に欠かせない食事に直結している口腔内環境ですが、残存歯の本数や義歯の使用状況、義歯の適合・不適合等まで確認しているところは少ないのが現状です。


というのも、ケアマネさんに聞いても知らないことが多いんです。


アセスメント項目もたくさんあるので、なかなか細かいところまでは難しいとは思いますが、そこが改善されるだけで食事・栄養面での問題がクリアされる方もいらっしゃいます。


よくあるのが、「入れ歯使って食べてるので食事は問題なく食べれています。」と言っている方でも、義歯が合っておらず実際には上手く食塊形成が出来ずに丸飲みしている方もいます。


口腔内の状態も変化するので、何年も前に作った義歯が合っているかどうかもわかりませんし、作ったばかりの義歯でも使用していないと馴染みません。


また、「歯がまだ残っているので噛めています。」という方でも、実際にはまばらに抜けてしまっており咬合面(上下の歯が噛み合う面)がなく噛めていない方も多くいます。


それ以外にも口腔内の乾燥状態や傷や腫れの有無、薬の副作用等、食事が食べられなくなってしまう要因はたくさんあります。


サロンではそう言った問題を抱えているかどうか専門職でアセスメントして、より良く食べていただける状態をつくれるような環境を整えています。


残念ながらサロンでは医療行為は出来ませんので、治療を行うことはできませんが治療のタイミングを見逃さないよう観察を行うことと、口腔ケアや口腔リハを行うことによる口腔内環境の整備にも力を入れています。


皆さんの周りの方の中にも口腔内の問題がないか、もう一度見直してみましょ~!!



サロン管理栄養士 末藤

こんにちは、サロン管理栄養士の末藤です。


あれよあれよという間に娘も約6ヶ月経ちました。


本当に早い!!!!!!!!


そして自分自身がはーと&はあとの管理栄養士として入職してから9ヶ月が経とうとしています。


こちらもまた早い!!!!!!!!!!



あとほんの少しでいいから時間がゆっくり進んでくれればいいのにと願う毎日、、、



言い換えればそれなりに充実しているんですかね??



今回のテーマは「あのときの気持ちを忘れずに。」ってことですが、

あのときっていつ??


今回こんなテーマにしたのは、京都医療栄養専門学校の管理栄養士科3年生の学生さん方がはーと&はあとのデイサービスに見学に来てくださったときに感じたことです。


もとは管理栄養士の大都さんが講師として学生にはーとの管理栄養士の行っている在宅の方へのアプローチについて講義された際にサロンの紹介もしてくださいました。
そこから見学の申し出をしてくださり、デイサービスはーと&はあとの一部分ではありますが見学へ!!


管理栄養士で生活相談員という少し変わった状況の中での管理栄養士として行っている自分の業務内容についてや、デイで行っている食前の口腔リハの内容、食後の口腔ケア等みていただき、咀嚼能力が低下している方に対して工夫された「やわらか食」の試食も行っていただきました。
また、食事を食べていただけない方への工夫や食事介助での意識する点、とろみ剤やゲル化剤の使用や提供方法への工夫もお話しさせてもらいました。 とても熱心に質問もしてもらい、こちらも沢山の刺激を受けました。


自分が学生時代のカリキュラムでは介護食の内容について触れているところは一切なく、介護の現場で働き始めて勉強することがほとんどでしたが今の管理栄養士課程の内容では食事形態別の調理実習やとろみ剤を使用した試食等も行っていると聞き、介護の現場での管理栄養士の必要性が重視されてきているのだと感じました。


今回見学に来ていただいたことで、学生さん方の熱心さと情熱に負けてられないと、色んなことに興味を持っていたときの気持ちを思い出させてくれたようです。


その頃の気持ちを忘れることなく、改めて気合が入った一日でした。



サロン管理栄養士 末藤

こんにちは、サロン管理栄養士の末藤です。


とても暑い日が続いていますが、皆さん体調管理はいかがでしょうか。


サロンの利用者様では体調を崩される方もおらず皆さん元気に来ていただいております!!




さて、今回は認知症の方への食事支援について、、、


認知症の方の進行具合等にもより食べない理由は様々ですが、いわゆる先行期(認知期)の障害により食べられなくなった(食べなくなった)という場合も多くあります。


実際に自分も食事介助等で多くの方に関わってきましたが、本当に「こうすれば食べてくれる。」というものはなく、認知症の方のそのときの体調、状態によりアプローチの仕方を変えていかなければなりません。


食べ方がわからないのか?
食べ物だということがわからないのか?
嗜好に合わないのか?
口元に運ばれてくる量が合わないのか?
食事を食べる環境に問題があるのか?


本当に気にしなければいけないところが沢山あります。


まずは自分でその方が食べているところを観察し、何をしてあげればいいのかを考えてから支援するようにしています。


具体的には、まず食事を摂っていただく為の食環境の整備。
食器などへの距離や、負担なく座位保持が出来ているかどうかや、周りに気になるものがあり食事に集中できない状態ではないかということを見ます。


それから声かけ。
目の前にある献立の説明することや、食べてみる順番の提案などをして反応があるかどうかを見ます。


それでもダメであれば食具と食器を手に持っていただき、促してみる。


実際にこれだけすれば食べてくれるということはありませんし、利用者様によって全く対応が違いますがまずはこの流れを試してみることが多いです。


様々な角度から認知症の方の「食べない。食べられない。」を支援できるよう、自分自身の知識と経験をもっともっと積み重ね支援していきたいと思います。



まだまだ勉強不足な点が多いですが、管理栄養士として出来ることを模索していきたいです!!



サロン管理栄養士 末藤

こんにちは、サロン管理栄養士の末藤(すえとう)です。


本当に時間が過ぎるのはあっという間で、娘が生まれてから5ヶ月が経ちました。


携帯に撮り溜めしている写真を見てみると、ほんの5ヶ月の間に全然違う表情の変化が見られ、それをゆっくりしている時間に見返していくのが最近のリフレッシュ方法です♪



娘に癒しをもらっているだけではなく、父親として誇りに思ってもらえるような仕事をせねばと気持ちだけが焦る今日この頃です、、、




ところで皆さんは「老嚥」という言葉をご存知ですか??


この言葉は横浜市立大学附属市民総合医療センターの若林秀隆先生が造った言葉で、

正式には老人性嚥下機能低下、英語ではpresbyphagiaと言います。

presbyは老人、老年、phagiaは嚥下という意味です。


定義としては健常高齢者における加齢による嚥下機能低下で、疾患による嚥下障害(dysphagia)とは異なります。


若林先生は歳をとることで起こる老眼等があるように、加齢による嚥下機能低下を老嚥と言ってもいいのではないかとのこと。

先生のセミナーで初めてこの言葉を聞いたとき、「とてもしっくりくる表現だな。」と思いました。


単純に加齢により衰えていく機能はたくさんあるので、嚥下機能も加齢により低下するのは必然だなと!!



サロンに来て下さっているご利用者様の中にも、「最近、食べるときに飲み込みにくくなってきたわ。」と言う方がいらっしゃいます。


お聞きすると、「完全に飲み込めないわけではないが喉の奥にひっかかったような感じがする。」というもの。


そういった症状がある方は、嚥下力の低下等により咽頭に食物が残留してしまっている可能性があります。


そういうご利用者様にはまず複数回嚥下をしていただくようにアドバイスしています。


一回の嚥下では食塊を一度に全て送り込めていない可能性があるので、もう一度空嚥下していただくことにより
咽頭に残留した食物を全て送り込むことができるからです。



それでも喉にひっかかる感じがある方にはお茶ゼリーを提供しています。

ゼリーを食べることにより咽頭に残留した食物も一緒に流し込んでくれる為に役立ちます。

ゼリーを使った交互嚥下(異なる形態の食塊を交互飲み込むことで、咽頭残留の除去に物理的に有利に働く方法)も非常に効果的な方法です。



食事時にお茶ゼリーを提供することで、食事中のムセの回数が減った方や食事摂取がスムーズに行えるように
なった方々も実際にいらっしゃいます。


もちろん全ての方に提供して上手くいくわけではありませんが、少しの機能低下による嚥下力の衰えでは
ちょっとした工夫だけでスムーズに食べることができるようになります。




また、サロンでは食事前に口腔体操を行うことにより、老嚥予防も行っています!!



「最近、少し食べづらくなったかな??」と感じた方は是非お試し下さい☆




サロン管理栄養士 末藤

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管理栄養士プロフィール

  • 大都 宏子
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