原 満のブログの最近のブログ記事

こんにちは。

京都管理栄養士の原です。

気温が上がり、日差しがきつくなってきて、薄着で歩ける半面、

紫外線対策をそろそろしないといけなくなってきましたね。

さて、最近相談していただくなかでも、特にお声の多いのが、

摂食嚥下機能が落ちてしまった方へのお食事の相談。

高齢による摂食嚥下機能低下以外にも、

脳梗塞や、舌癌などで、嚥下障害になり、

はーと&はあとに相談される方がとても多いです。

舌癌で舌を半分切除された利用者様。

誤嚥性肺炎から退院されて、誤嚥のリスクを低下させる為、リスクの少ないペースト食をご利用頂いています。

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退院時に、ご自宅での食事はミキサーでなめらかな形状にした形態で、誤嚥のリスクを減らすように指導されておられますが、ご自宅ではミキサーがない為、ミキサー食のレトルトを食べておられます。

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食事を準備される家族様も頑張っておられますが、

ご本人様も、嚥下機能訓練を、訪問看護の言語聴覚士さんと一生懸命に取り組まれています。

利用者様やご家族様とお話させて頂くと、

糖尿病や腎臓病の方の食事療養とも共通しますが、

摂食嚥下障害の方も毎日、食事療養をされていることを感じます。

一人でも多くの方が、毎日のお食事を楽しく感じて頂けるように、

食事やその他の食品の提案をしていけるよう、

たくさんの商品知識をつけて行きたいと思います。

はーと&はあと 管理栄養士 原

こんにちは 京都 管理栄養士 原です。

満開だった桜の花が散り始め、

舞い散る花びらに切ない気持ちになりながら毎日バイクで走りまわっています。

さて、先月訪問させて頂いた、ご利用者様のご報告です。

血糖値の数値が高く、ここ数年で体重が10キロ以上増えてしまった男性。

かかりつけ医に、はーと&はあとを紹介して頂いたことがきっかけで訪問させていただくこととなりました。

毎日の食事の状況や健康状態等をヒアリングした結果

朝の起きる時間が遅く、食事の回数が2回のみ。食事はこれまでコンビニやスーパーで調達されていました。食事の内容は野菜や蛋白質が不足しがちで、糖質と脂質、塩分の量が多い食事をされていました。

また、食事以外に、間食と飲酒量が多く、結果消費カロリーより摂取カロリーが多く体重増加の原因となっている事もわかりました。

糖尿の数値はHbA1Cが7.2、総コレステロールも基準値を超えて高め、血圧は上が170。日々の糖質と脂質と塩分の高いお食事の結果ともいえる状況でした。

まず、1日2回の食事を栄養コントロール食をご利用いただき、間食はいつもの半分の量。お酒は焼酎1杯までに心がけてもらうようにしました。

もともとBMI35の肥満だったため、体重の減少が大きく適正カロリーの摂取にしたため、ご利用から約1か月で体重が6Kg減ったとのご報告がありました。とても喜んでいただいていました。

まだ、受診日までは日があるようですが、検査結果が楽しみであるとのことです。

ご利用いただいた方のうれしいお声は、とても自分のことのようにうれしく感じます。

お花見の帰りにごちそうを頂きました。

ボリューム満点でした。

キャベツのおかわり自由だったので、しっかりおかわり頂きました。

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はーと&はあと 管理栄養士 原

こんにちは 京都 管理栄養士 原です。

 

桜が満開に咲いて、新しい年度の始まりを感じています。

 

さて、前回のブログに掲載したダイエット企画の利用者様は、

始まってまだ間もないので、大きな体重の変化はありませんが、

お食事の内容が変化されていています。

また、ご報告します。

 

今回は、腹膜透析を頑張っておられる利用者様のお宅に訪問して、検査結果等からお食事のおはなしをしてきました。

一般の健常者の皆様には、透析はなかなか身近にないので、ご存じないかもしれません。

透析とは、老廃物の排泄という機能が、腎臓の機能低下により行われなくなってしまった時の腎機能の代行として行われる血液浄化です。

透析には血液透析と、腹膜透析があり、食事療養の基本としては下記の違いがあります。

(血液透析と腹膜透析の技術的な仕組みについては省略しております。)

血液透析

➀蛋白質を適正量とる。(蛋白質の過剰は腎臓の負担になり、カリウムとリンの過剰を招く。不足は低栄養につながる。)

➁高血圧の管理から、体重、水分、食塩を制限する。

③エネルギーを適正量とる。(エネルギー不足は低栄養を招く)

④カリウムとリンを制限する。

⑤便秘に気を付ける

 

腹膜透析

➀蛋白質を多めにとる。(廃液に蛋白質が漏出する為。)

➁エネルギーの過剰摂取を防ぐため、透析液のエネルギーを食事摂取量から差し引く。(透析液にブドウ糖が含まれている為、透析液からもエネルギーが供給されている。)

③カリウムは制限しない。(廃液にカリウムが漏出する為、透析前のようなカリウムの制限が必要なくなる。)

④リンを制限する。(透析ではリンの除去が得意でない為。高リン血症では骨が弱くなるだけでなく、血中のリンがカルシウムと結合し動脈硬化の原因となります。)

(参考 メディカ出版 透析患者の食事指導)

 

訪問したご利用者様は、透析前まで低下した腎機能を少しでも維持する為、

塩分と、蛋白質とカリウムを厳しく制限する食生活を送られていました。

 

腹膜透析をされた後は、透析前とお食事に含まれる塩分の制限は変わりませんが、

血液検査の結果カリウム値が基準値を下回っておられたので、生野菜と果物を摂取していただくようにしました。(2か月以内に数値が基準値に戻られました。)

しかし、リンの制限については問題が。

何を食べたらリンを取りすぎになってしまうのか。これはたべてもいいの?

奥様から食卓によく出る食品のリンの量の質問が沢山でてきました。

 

そこで、リンの取りすぎがないように、下記の事を守って頂くようにお話ししました。

➀ 動物性蛋白質には、蛋白質含有量が多く、摂取しすぎるとリンも取りすぎにつながる。朝食のタンパク質はとりすぎではないので、夕食は配食と同じくらいのお肉やお魚の量を食べていただくようにお伝えしました。

➁ 加工品や調理済み食品には食品添加物としてリンが多く含まれているので、使用を避ける。

③ 3食以外の間食ではリンを50㎎位に抑える。

④ 乳製品にはリンが多く含まれるので量(牛乳なら120ml位まで)に気を付ける。

 

よく食べられる間食をお聞きし、写真付きの具体量がのった資料を

奥様にお渡しし、量を気をつけていただくこととなりました。

 

腎機能が低下された利用者様の多くが、

「毎日の食事で、具体的に何をどれくらいまでなら食べてもよいか。」それが一番しりたいことなんだと感じます。

それを少しでも多くお示しして、不安や不都合を取り除けるお役に立ちたいと思います。

 満開の桜の下をバイクで走るのは、とても気持ちがいい季節です。

一年中春ならいいなと感じます。花粉症の方にはとんでもないことですね。

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京都  管理栄養士  原

 

 

 

こんにちは

京都 管理栄養士 原です。

沈丁花(ちんちょうげ)の香りに春を感じる最近です。

寒くてなかなか散歩が行けなかった方も、暖かくなったから

散歩やウォーキングを再開したという声を沢山聞けるようになってきました。

さて、先日訪問した60代男性のダイエット奮闘記をご報告。

(何週かに分けて経過をこちらでご報告していきたいと思っています。)

3、4年間程の間で体重が10キロ以上増加し、

食事の管理と、体重管理をしてほしいとのご依頼があり、訪問してきました。

体格のアセスメント

体重82kg 身長170㎝  BMI28.4  

基礎代謝量1616Kcal(ハリス・ベネディクト方程式にて算出)

活動係数 1.5として必要エネルギーを求めると

1日の必要カロリーは2,424Kcal(この体格を維持するのに必要なカロリー)

最初に1日のお食事の内容をヒアリング。

お一人暮らしでお食事は、全て近所の24時間営業のコンビニで買ってきたお食事。

朝10時過ぎの起床。

朝食は14時にコンビニの菓子パンと惣菜パン。カロリーは2個のパンで合計1000キロカロリーの摂取。その他、果物入りの野菜ジュース500ml(180キロカロリー)。

昼食は17時頃にヘルパーさんの作ったご飯。(聞き取りでは600キロカロリー程の摂取量)

夕食は23時頃。朝と同じ内容の菓子パンと惣菜パン。約1000キロカロリー。(内容は変わる事もある為、毎日このお食事では無いようです)

お食事の内容を聞き取りして

1日の摂取合計カロリーは約2800キロカロリー、必要カロリーより約400キロカロリーほどオーバーした日々を過ごされていると推測できました。

食事の内容の問題としては

①  野菜の不足    

②  蛋白質の不足  

③ 摂取時間が不規則

④  夕食時間が遅い

があげられます。

体重が1kg増加するには7200キロカロリー必要なため、

毎日400キロカロリーほどオーバーしているとだいたい18日で1kg増加することになります。

改善ポイントとして、

⑴ 体重の増加停止させる為、食事内容の改善。

⑵ 生活時間を朝型に切り替える。

⑶ 消費カロリーを増やす為、運動習慣をつける。

以上のことから少しずつ改善していく計画を立てて、

4月1日より健康バランス食を毎日の昼食(本人様には朝食)でご利用頂きながら、体重管理と食事管理のサポートをしていきます。

また随時ご報告させて頂きます。

先日 四条河原町へ出かけた時にピカチューに出会いました!

ピカチュウ

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はーと&はあと 管理栄養士  原 満

はじめまして、こんにちは。京都の管理栄養士、原満(はらみちる)です。

昨年10月に入社し、今年3月より前任 島田栄養士から引継ぎ、

下京区、伏見区、南区、山科区、宇治市を担当させていただくこととなりました。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

私の事をよく知って頂けると嬉しいので、簡単なプロフィールで自己紹介します。

 

【出身】京都市

【趣味】パンを作るのが好きで、以前はよく作っていましたが、最近はホームベーカリーのお世話になりっぱなしです。手作りパンですと、塩分が自分で調整できるので、無塩パンも作れます!

【家族】やんちゃな年子男子と夫の4人家族です。野菜嫌いなわが子に、どう野菜を食べてもらうか、こどもの栄養に日々奮闘しています。

【 夢 】北海道に一度も行ったことがないので、雪のない季節に行ってみたいです。

雪は嫌いです・・・。

【目標】 管理栄養士の本業である栄養指導は、具体的でなければならないと常に思っています。

私とお話しすることで、今日から何をどれだけ食べていけばいいか、昨日まではできなかったけれど、今日からまた頑張ろうという気持ちになって頂けるような、食事療養のプロとなれるよう精進していきたいと思います。

 

 

 

皆様の食事療養をしっかりとサポートできるように、

日々精進中ですので、どうぞよろしくお願いいたします。

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京都 管理栄養士 原 満

 

 

 

 

 

 

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