富林かおりのブログの最近のブログ記事

こんにちは。

今月は、夏祭りを開催するなど、夏のイベントで盛り上がったサロンです。

イベント時の様子を通信にしました★

↓↓↓

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今日は認知症の利用者様の

食事姿勢について、お話しようと思います。

 

89歳男性、体重55.4(BMI24) 要介護1 の

サロンご利用の O様

週3日ご来所頂いています。

 

認知症症状の進行みられ、正しい食事姿勢を自分でとれず、食事途中で動作がストップしてしまったり、おかずだけを食べ続けて主食の米を最後に残すことが多いように見受けられました。

 

椅子に座るときには腰がずり下がり、背中が丸まっている状態、

左手は内ももに挟んだ状態でほぼ固定され、右手で箸を使って食事されるのが

O様の普段の食事姿勢です。

 

→まずは食事直前に、スタッフよりお声掛けと、座り直しの介助に入ります

「お尻を椅子の後ろに近づけて、背中をまっすぐにのばしましょう」

 

→左手を正しい位置に導くようお声掛けとジェスチャー

 「Oさん、左手でお茶碗を持つと食事がしやすいですよ」

 

...日にもよりますが、職員の声掛けとジェスチャーがあるとそれを理解され、正しい食事姿勢をとられるようになりました。

 

背筋を伸ばして座って頂く事により安全に嚥下できる姿勢となるのは勿論ですが、

視線がより食事に向くようになり、より食事へ意識が向きます。

また、左手でお茶碗を持っていただくだけで、身体は左に傾くことなくまっすぐの軸で安定し、おかずと主食の米飯を交互にバランス良く食べられるようになりました。

一見 単純なことかとは思いますが、

食事姿勢を適切なポジションに誘導すること は、

単純に嚥下に安全な姿勢をとるという目的のみならず、

認知症によって難しくなってしまった食事動作を、よりよい動作に戻すという効果

もあります。

 

 

デイサービスで実践できたことは、今度は在宅でも実践いただけるように、まだまだ働きかけていきたいと思います。

 

 

デイサービスはーと&はあと 管理栄養士 冨林

梅雨が明け、暑い日が続きますね。

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サロン利用者様の中にも、食欲低下されている方が何名か出てこられています。

 

しかし

本当にちょっとした工夫で、食事意欲や喫食率が上がることもあります。

今回は、サロンご利用の 認知症の利用者様のケースをご紹介します。

 92歳 女性

7月末の体重は34㎏(身長150㎝ BMI15)のご利用者さまです。

もともと痩せ型でおられ、これ以上の体重減少は避けたいというお方です。

5月ごろはまだ、盛りつけたうち7~8割は食べておられました。

6月ごろから昼食を完食できずたくさん残されるようになられました。

 

「こんなにたくさん食べられないわ」といつも口にされ、

7月には盛りつけたお皿から2-3口しか召し上がらずの状態にまで食欲低下されていました。

 

改めて、家族様に普段のご様子について聞き取りをしました。

「最近お皿がいっぱいあるととても嫌がる」「どろどろしたもの(あんかけ)が苦手」

「魚はあんまり食べない」「このごろ麺類は好きでよく食べられる」

...認知症 症状特有の、"視覚(食事の見た目)で食事がとっても嫌になる"ケースの疑いです。また、ご自宅でも嗜好にもかなり偏りがあるようです。

 

しっかり食べていただきたいね、と介護職・看護職・リハ職も危機感を持ち、夕方の施設内ミーティングでたくさんアイデアを出し合いました。

 

認知症高齢者のケアに精通する介護士より

「小鉢のおかずを一品減らして提供してみるのはどうか」と

提案があり、まずはそれから、早速試してみることに。

 

・・・

提供時のお声掛けの仕方にも工夫を。

「○○さん、実は今日、一品おかずを減らしています。

 これなら無理なく食べられるかもしれませんね。心配せずゆっくり召し上がってくださいね。」

すると

利用者様「まあ~~~ありがとう!うれしいわあ。」

と、満面の笑みに...。

 

なんとこれだけの工夫ですが

小鉢以外ほぼ全量召し上がり、喫食率8割程度にまで食べられるようになりました。

 

その後デイを4回程利用されていますが、

食べない小鉢を含めて考えても、毎回8割以上の喫食率に。

また、"嫌い"なはずの魚料理や、ドロドロしているように見えるメニューも、問題なくほぼ完食されます。

 

「お声掛けの際の言葉の選択」「その方に合わせた視覚に対する食事の工夫」

はとても大事だなあと、スタッフ一同再認識いたしました。

 

 

まだまだ暑い日が続きますが、利用者様への熱中症対策などにも力を入れて頑張っていきたいと思います。

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蒸し暑い梅雨の時期がやってきました。デイサービスの利用者様にも、食欲不振や寝不足などの諸症状を訴える方が何人かおられますが・・・

皆様いかがお過ごしでしょうか?

サロン(デイサービスはーと&はあと)では、

水分補給のためのこまめなお声掛け & デイ入浴後の水分補給

のために

色々な工夫ができないか、スタッフ一同 考え取り組んでいます。

「入浴利用された方にはお風呂後にポカリスエットを提供してみてはどうか?(価格の高いOS-1 の利用と上手く区別をつけられないか)」

「デイ営業中に3回、水分補給お勧めの為の声掛け周りをするタイミングを作れないか?」

等、日々様々な意見が飛び交います。

上記の案は実際、サロンで試しに取り組んでみているところです。

水分制限等必要な人にも、注意を払っての検討です。

利用者様が自宅に戻られても、良き習慣が継続できるように、

デイ施設内でも支援をしていきます。

管理栄養士 富林 かおり

こんにちは。デイサービス担当の冨林です。

 

5月の大連休も過ぎ去り、6月に入りました。

暖かい(いや、暑い?)日が 続いています。

 

5月の半ばには、デイサービス外出行事として

茨木市若園公園のバラ園へ行き、帰りにココスでお茶をする というイベントを実施しました!

 

このバラ園は、

茨木市の花「バラ」が、市民の皆さんに親しまれるようにとの願いを込めて、整備されたそうです。

園内には、水の流れを取り入れた全長100メートルのせせらぎがあり、バラ園全体が見渡せる展望所が設置されています。

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実施したどの日も晴天に恵まれ、普段外出する機会をもてない利用者様にも楽しんでいただけたように思います。

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たくさん歩いた後には水分補給...という名の ティータイム♪

必要な方にはトロミ剤も持参し、安全に飲んだり食べたりして頂けるように配慮しつつ、

みんなでお茶の時間を楽しみました。

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在宅介護生活を長く送る方にとっては、このような外出イベントはとても大切な時間となるのではないかと思います。

外出先や外食時に、「心から楽しい!」と感じていただけたとき、

その人のもつ本来の能力が引き出されることがあります。

 

「この方には、外食のメニューをしっかり選ぶ能力がある!」

「(庭園へ外出した際)植物や花の名前をこんなに覚えてらっしゃるのだなあ」

 

と、デイ施設内では気づくことのなかった

"その方の能力" が

垣間見えることも。

今後も、利用者様に楽しんでいただけるようなイベントを計画していきたいです♪

管理栄養士 富林 かおり

初めまして。

昨年4月からデイサービス管理栄養士として勤務しております、冨林かおり と申します。似顔絵 冨林.jpg

 

利用者様の食のお困りごとについてお聞きしたり、栄養計画を立てたり、デイサービスの食数・発注管理をしたり、行事食や行事おやつを考えています。

 

 

また、生活相談員、介護士、看護師、リハビリスタッフ、歯科衛生士とこまめに情報交換して、利用者様一人ひとりに合った食事方法を提案しています。

 

 

では実際、

その情報交換が

どんな風に活きてくるかというと...

【口腔・嚥下機能の観察】

入れ歯が安定していない

食事形態の見直しと入れ歯安定のための処置が必要では?

 

【浮腫(むくみ)状態の観察】

ここ最近ふくらはぎや足首がむくんでいる

その方の体重増減の原因を精査してから栄養計画を立てます

 

【認知面の観察】

お箸の使い方が分からないために食事動作が止まっている、最近ほかにも認知症症状が見受けられる

 職員がこまめにお声がけや一部介助に入る、それでもお箸が使えなければ自助スプーンをご用意してみる

 

【心の問題・生活状況】

うつ傾向、自宅での清潔管理は行き届いていない、家族様は遠方におりなかなか自宅の様子を見にこれない

自宅での食事状況を再確認。うつ症状による食欲低下や過食症状は出ていないか?自力で食事の準備ができないのであれば何かお届けできる商品はないか?

 

 

【運動機能の観察】

右に麻痺があり左手左脚しかうまく動かせない

左手だけでも食事動作を取りやすい自助箸・自助食器の準備、食事姿勢をクッションなどで整えて体軸まっすぐの状態で食事をしていただく

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などなど。

これらは全部、他職種スタッフから情報をもらったりアドバイスをもらいながら実践していることです。

はあとのデイでは、全てのスタッフが介護業務(軽介助)に入ります。もちろん、介護スタッフから指導をしっかり受けた上ですが、時にはトイレ介助に入ることも。

介護を通じて、利用者様の状況を肌で感じられます。

この距離感でケアができることを活かし、どの職種もプランを立てています。

 

わたしは、前職でも特養やデイサービスの管理栄養士業務をしていましたが、ここまで現場の介護業務に入ったことはありませんでした。

はあとのデイサービスで働くようになってからは、これまで気づかなかった利用者様の変化にも気付くようになりました(^^)

食事を安全に美味しく食べていただくには、

たくさんの小さな『気づき』が必要です。

利用者様に、

心も体も元気に過ごしていただけますように

これからも頑張ります(^^)

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写真は3月中旬に実施した

『春の手づくりおやつレク』の様子です。

 

用者様には皮を焼いてもらったり、餡子を丸めてもらったり、薄ピンク色のモチっとした皮で餡子を包んでもらったり...

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桜餅(関東風)の出来上がり!  

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簡単に作れますし、味も良く、大好評でした♪手作りしながら昔を思い出していた方もおられました(^^)

五感を呼び覚まし、楽しく、機能維持!

 

また何か考えて実施したいと思います。

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