こんにちは☆管理栄養士の大都です(^^)ノ
あっという間に3月。年度末です・・・
なにかと気忙しいのは私だけでしょうか(;^ω^)
3月といえば・・・
3月の第2木曜日は「世界腎臓デー」
今年は3/14(木)でした。
世界腎臓デーは、国際腎臓学会( ISN )と国際腎臓財団連合( IFKF )が、慢性腎臓病( CKD )の認識を高めるために制定して、皆さんが腎臓の検査を受けるようキャンペーン活動を行っています。各地で様々にイベントが開催されます。
ここで少し腎臓について・・
腎臓はそら豆の種子の様な形をしており、腰より少し上、下部肋骨の辺りに2つあります。
身体の右側には肝臓があり肝臓によって圧迫されるため右側の腎臓は左側の腎臓よりやや低い位置にあります。
縦の長さが約10㎝程度、横の幅が5〜6㎝程度で、にぎり拳を一回り小さくしたくらいの大きさ。重さは約150gでノート1冊分と言われています。
腎臓の仕事といえば・・
①血液をろ過して尿をつくり老廃物を体外へ排出する
心臓から腎臓に流れ込んできた血液が、腎臓にある糸球体を通ると、老廃物がふるいを通ってろ過されます。健常な方では、赤血球やたんぱく質などはろ過されず、きれいになった血液が、腎臓から身体に戻ります。
糸球体でろ過された尿(原尿)は、健常な方では1日に約150リットル。しかし実際の尿は1.5リットル程度ですから、99%は尿細管で再吸収されることになります。糸球体でろ過された原尿には、老廃物以外に、アミノ酸やブドウ糖などの栄養素や、塩分やカリウム、リン、マグネシウムなどのさまざまなミネラルも含まれています。このような身体にとって必要な成分を再吸収することにより、体内の水分量を一定に保ったり、ミネラルのバランスを調整したり、身体を弱アルカリ性の状態に保つことが可能になります。この機能を発揮するために、腎臓は1分間に1Lもの血液を受け入れ尿となるのは一日で1.5リットル程度です。
②血圧の調整
腎臓ではレニンという血圧調節ホルモンが分泌されます。
③ビタミンDを活性化して骨を丈夫にする
カルシウムとリンの吸収に関与するビタミンDは腎臓で活性化されます。慢性腎臓病が進行すると、ビタミンDを活性化することができず、骨がもろくなり、骨やミネラルの代謝異常をきたします。
④赤血球をつくる
腎臓で作られるエリスロポエチンといういうホルモンは、赤血球の前駆細胞に働きかけ、赤血球の産生を亢進させます。慢性腎臓病が進行すると、エリスロポエチンの産生が不十分になり、貧血になります。これを腎性貧血と言います。
腎臓は小さい限られたスペースに毛細血管が集積している臓器なので、血液の状態や血圧に異常があれば即影響を受けます。
糖尿病、高血圧、脂質異常症といった生活習慣病も腎機能低下に大きく影響します。
血糖値・血圧・脂質異常も要チェック!
高血糖や高血圧が続けば血管を傷つける。増え過ぎた脂質も動脈硬化を進めてしまいます。
腎臓の機能はいちど失われると、もとに戻る見込みはなく、腎臓の機能の低下を防ぐ、遅らせるといった機能維持が重要になります。
末期腎不全は全世界的に増え続けています。この機会に少しご自身の腎臓に興味をもって頂ければ幸いです。
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管理栄養士 大都宏子