食事療養のサポートを現場から発信

こんにちは!北摂管理栄養士の徳山です。気温、湿度が上がるこの時期、食中毒にお気をつけください!

先週、茨木診療所で毎年恒例の食中毒予防講習会を行いました。

今回は、いつもよりも少し掘り下げた内容、食中毒の種類等も詳しくお話しし、トピックスとして、HACC(ハサップ)の内容も伝えました。

HACC(ハサップ)については、他部署の太田さんの助言も頂き、大変有意義な講習会となりました。

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(大阪府HPより)

食中毒予防の原則としては、菌を①つけない②ふやさない③やっつける

危険温度帯(1060)は最近が急速に増殖します。危険温度帯に食品を置かないことが重要です。

家庭でできる食中毒の予防6つのポイントとは?!

①食品の購入・・・消費期限の確認。持ち帰り時間が長ければ、生鮮食品は特に保冷剤()等と一緒に持ち帰りましょう。

②家庭での保存・・・買い物から帰ってきたら放置せずに早めに冷蔵庫へ。冷蔵庫は10℃以下、冷蔵庫は15℃以下に維持されているか確認。

③下準備・・・こまめに手洗いをしながら作業する。肉・魚類とそのまま食べる食材(野菜)を切るまな板を分ける。または、まな板を洗って熱湯をかけておく。

④調理・・・加熱は十分に行う(中心部分の温度が75度で1分以上)

★調理を途中で止めたら食品は冷蔵庫へ

⑤食事・・・盛り付けは清潔な器具、食器を使う。長時間室温に放置しない。

⑥残った食品・・・時間が経ち過ぎたり、ちょっとでも怪しいと思ったら、思い切って捨てる。

温めなおすときは、十分に加熱する。

はあと配食の栄養コントロール食、健康バランス食の消費期限は、昼食は14時、夕食は20時までです。消費期限内にお召し上がり下さいね。

暑くて体力も奪われがちな時期ですが、食中毒にも注意して、快適に過ごしていきたいです。

北摂管理栄養士 徳山

皆さんこんにちは!京都管理栄養士の竹輪です(^_^)/

今日はとても暑いですね(^_^;)

バイクでの移動中も脱水にならないようにこまめに水分補給をしながら、訪問してきました!

86歳一人暮らしの男性、慢性心不全・腎不全があり、体重75kgを超えないようにと主治医の指示がある方のフォロー訪問へ行ってきました。

重度の浮腫みでご入院されており(浮腫み消失で-20kg/4か月)、退院後に減塩の食事を週に4回利用頂いていたのですが、退院後2週間で体重は7kgの増加。。。

担当のケアマネージャーより、朝食にめざしを食べているのが原因ではないかと思うので、一度訪問しアドバイスを・・・とのことでした。

訪問すると、本人様の足パンパンに浮腫んでおり歩くのも辛そうなご様子。

本人様に今の食事内容を確認。

朝はご飯・めざし(手のひら大・1匹)・卵焼き(卵1個に減塩しょうゆを2・3摘)、昼は冷やしうどんやざるそば、夕:配食、間食:缶詰の果物。配食以外の夕食は時々お寿司やお刺身などたべている。

塩分には気を付けており、 醤油は減塩や醤油スプレー使っている。

ケアマネさんは朝のめざしを気にされていたが、手のひら程大きさであまり問題はないよう。

昼食の乾麺のそば・うどん確認すると、なんと100gあたり7.41gもの塩分がはいっているものでした(^_^;)

毎日80g1束を食べており塩分は約6g弱。。。

茹でて冷水でしめるので6gよりも摂取量は減るが、これを麺つゆにつけて食べられていました。

麺つゆは塩分摂りすぎないようにと薄めに作られていましたが、浮腫みも酷いので一旦昼食は麺類ではなくご飯とおかずに変え、摂取塩分を減らして頂く様にお伝えする。

麺類は簡単にできて食べやすいので、何かと食べていたがこれがアカンかったんやなぁと本人様。

また、常にダイニングチェアで一日のほとんどを過ごされており、血行もあまりよくない様・・・なるべく畳に座って生活をしていただく様にお伝え。

少しでも浮腫みが消失するように引き続き、フォロー行い様子観察していきます!

今日は祇園祭の山鉾巡行の日ですね!

京都に来て3年がたちますが、実はまだ1回も祇園祭には行ったことがなく・・・

来年こそは行ってみたいと思います(^_^)/

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写真は同僚に頂きました。。。。

はーと&はあと 京都管理栄養士 竹輪美里

みなさん、こんにちは!京都管理栄養士の竹輪です。

退院後の食事の相談で、担当ケアマネージャーの方から相談を受け、入院中の病室に面談に行ってきました。

88歳の男性で、肺炎・リウマチで入院され、入院中に嚥下能力の低下がみられ誤嚥性肺炎を発症された方でした。

面談時のアセスメントで、MNA8点:低栄養のおそれあり(①体重減少②歩行状態③ストレス④BMIの4項目で減点)

2か月ほど入院されており、現在は病院食(ソフト食)も全量摂取されていました。

退院日も決定し在宅に戻るにあたり、誤嚥性肺炎の予防の為にも病院と同じソフト食をご希望でした。

ご家族様が病院に来られている時は奥様の食事介助で咽(ムセ)なく食べられていますが、自分で食べようとすると咽てしまうことがあるそうです。

本人様食欲旺盛で自分の口の中にまだ食べ物が入っているのに、次々と口内に入れようとし掻き込むように食べていることが原因だろうとの事。

奥様に「私が食べさせてあげればいいのだけど、本人は自分で食べたいというのだけど、どちらがいいんでしょうか?」とのご質問を受けました。

以前、食事介助の研修に行った時にこのようなことを聞きました。

私達は目の前に並んだ食事を見たときに、ほとんど無意識のうちに何から食べようかな?どんな味がするだろうかな?などを考えています。

そのため、食事介助を受け自分で口に運べないときに、自分が食べよう・食べたいなと思ったものとは違う食べ物が口に入ったらとてもがっかりしてしまうのです。

また、嫌いな食べ物があった時にそれを口に入れられるのも嫌ですし、途中でお茶を飲みたいのにどんどん食事を進められるのもとてもストレス感じてしまいます。

本人様の食べたいという意識を尊重しながらも咽ないようにするために、本人様の自力摂取で①小さめのスプーンを用意し少量ずつ口に運ぶようにする。②食事⇔水分(とろみ)を交互に喫食(交互嚥下)し残渣が残らないようにする、事を提案しました。

今週退院されご自宅に戻られるので、お食事の喫食状況確認しながら、誤嚥せずに自宅で安静に過ごせるように引き続きフォローしていきます!

はーと&はあとのソフト食

ソフト食はーと&はあと 京都管理栄養士 竹輪美里

皆さん、こんにちは!京都管理栄養士の竹輪です。

7月も半分を過ぎようとしていますが、今年はとても涼しいですね(^_^)

このまま、暑くならなければいいのですが・・・(笑)

先日、新規訪問で糖尿病の方と面談を行いました。

家族様と同居されており、介護認定申請中の70代後半の女性の方でした。

以前に糖尿病と診断されてから、食事生活見直し野菜の摂取量を増やしたり、運動を行いHbA1c6%台に改善された方でした。

この改善で糖尿病が治った!と思われており、食生活は改善前の状態に戻ってしまっていたとの事・・・(^_^;)

実は知らない方も結構いらっしゃるのですが、糖尿病は「治る」という言葉があてはまる病気ではありません。

糖尿病による高血糖は、きちんと治療すれば正常値にまで下げることができます。

しかし、インスリンの作用が不足している状態は、今までの生活習慣・食習慣の積み重により生じたものですから、治療をやめ元の食事に戻してしまうと高血糖の状態へに戻ってしまいます。

しかも、高血糖はほとんど無症状で痛みなどでないため、自分ではわかりません!

一度糖尿病と診断されたら、バランスの良い食事や運動を継続し良好な状態を維持していく必要があります。

この方も前の食習慣に戻したことで、HbA1cは11%まで上昇していました。

本人様へ再度糖尿病の説明と、日々の食事の大切さを説明し、血糖コントロール改善に向けて①野菜→たんぱく源(お肉・お魚・大豆製品など)→炭水化物の順番で食べる。②食事は20分かけてゆっくり食べる。③野菜が取れない時は食事の前に野菜ジュース(レモン果汁以外の果物なし・砂糖食塩不使用)を飲むという3つの目標をたてて実行して頂く事になりました。

このまま高血糖の状態が続いていたら、合併症のがいつ起きてもおかしくない状態でしたので、自分の血糖の状態を知る為にも定期的な受診も不可欠ですね!

7月15日(日) 健康バランス食

・豚肉と玉子と野菜の中華炒め    ・焼きギョウザ(たれ付)    ・オクラのかか和え   ・ にんじんサラダ

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はーと&はあと 京都管理栄養士  竹輪美里

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