食事療養のサポートを現場から発信

こんにちは!北摂管理栄養士の徳山です!皆様、ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたでしょうか。

栄養指導室で、「孫が来ていたから、食生活は、乱れてしまっていた、、可愛いけどね。」

とよくお聞きし、少しお疲れのご様子の方が多いですが、

ご自身の生活リズムに戻られ、食事療法に取り組まれています。

ご自身の体調に合わせて、食事療法と運動を継続していく事が大事ですよね。

ゴールデンウィークに遊び疲れた自分にも言える事です!また気合いをいれないと、、、

 

4月末に、ケアマネジャーと訪問した80代のご夫婦の話です。

レジ袋満杯2袋下げた男性が、歩いて来られ、もしかして訪問先の方では?と思っていたら、ケアマネジャーも来られ、やっぱりその方でした。

レジ袋の中身は、あんぱんや、惣菜等です。娘様も一緒に面談しました。

奥様は、透析(3/)をされ、最近は、電解質のコントロールや体重管理ができておらず、透析日が追加になる事も増え、倦怠感が増しています。

 

ご主人は糖尿病で、数値は今のところ安定しますが、お惣菜等で、塩分も高く食事バランス悪い為、食事療法の理解を深め、配食を利用し、目安量としてもらう事を目的として、はあと介入スタート。

面談中は、ご主人もこれはいいかなぁ?とパンや、冷蔵庫の中のものを見せて下さり、量や、食べ順をお伝えしました。

ヘルパーの調理支援もあるので、後日、ご夫婦の今後の食事療法について話し合いをしようという事になり、ヘルパー事業所で、ケアマネと介入されているヘルパー2名と会議をしました。

すでに、カリウム制限の為に茹でこぼし等は、実践して下さっていました。

甘い煮物が好きなご主人で砂糖をたっぷり入れて以前は調理してほしいと言われいたそうですが、今はみりんと出汁をきかせて調理しているとのこと。

 

調味料を減塩に変える事、人工甘味料(ラカントやパルスイート)の使用も検討する等、代替えできるものと、量や調理法のアドバイスをしました。奥様の透析食とご主人の糖尿病食の違いもあるので、難しいのですが、日々関わっているヘルパーのご意見を聞け、今後も連携がとれる関係になりました。

まずは、奥様の透析回数を通常の3回になるよう、サポートしていきます。

 

はあとHPにも、透析食、糖尿病食等のポイントを載せているので、ご覧下さい。https://www.810810.co.jp/point/

 

先週、いつも参加させてもらっている田植えに、子供達と参加してきました。

子どもと田んぼ.jpeg

分かりにくいですが、田植え前↓

田んぼビフォー.jpeg

田植え後↓

田んぼアフター.jpeg

 

北摂管理栄養士 徳山

こんにちは。カスタマーセンター管理栄養士 小山です。

先日、5月なのに「冬日」だったとか。気温の移り変わりがあるので、体調くずされない様、ご注意ください。

これから、夏に向けて、気温もぐんぐんと高くなってきます。

そこで気を付けたいのは「脱水」です。

夏は汗をかくため、気が付かないうちに体内の水分が不足がちになり、血液の流れが悪化し血管が詰まりやすくなります。
大切なのは汗をかいていなくても、早め早めにこまめに水分補給を行うことです。
汗をかかなくても、常に体から少しずつ水分が奪われています。

室内にいるときもきちんと水分補給をするようにしましょう。

室内にいると脱水症状に気付きにくいのですが、トイレに行ったとき尿の色が濃くなっていたら水分不足のサインだと思ってください。

そして夏の脳梗塞の予防でもうひとつ大切なことは睡眠の前後に水分補給を行うことです。
普段私たちは眠っている間に平均コップ1杯程度(200cc)の汗をかきます。
夏の脳梗塞は睡眠中から起床後の時間帯にかけて発症のリスクが高くなります。

予防のために寝る前に水を1杯飲むようにしましょう。

嚥下困難な方向けの、水分補給の補助食品取扱ありますので、一度お問い合わせください。

5-9栄.jpg

塩分蛋白質調整食

米飯220g 赤魚とろろ焼き あげ茄子と野菜炊き合わせ 人参サラダ 春菊と白菜のごまあえ

642Kcal たんぱく質23.1g 脂質14.1g 塩分2.0g  

カスタマーセンター管理栄養士 小山祐子

こんにちは☆北摂管理栄養士の大都です(^^)ノ

人生初の8日連続休み(2日は半日ですがお仕事でした)

はーとに転職した時も、前日まで前職の業務をこなして翌日にはーとに出社したため、こんな長期の休暇は人生初デス。

さて、そんな連休前に出会ったKさま。独居の88歳、女性です。

昨年、圧迫骨折で入院。もともとお持ちだった持病に肺疾患があり、かなり多くの薬を服薬されていました。その多重服薬の副作用か、かなり食欲減と体調不良が続き50kgあった体重が30kgへ。その当時を知る、ケアマネージャーさん、デイサービスのスタッフさん曰く、食事がまったく進まず、1時間かけても食べられず、見ている方が辛かったと・・

そんなKさまですが、自宅へ戻る際に減薬してもらい食欲増加。その食欲に伴い、間食が増えてきており、糖尿病が悪化しないか心配になり、はーとへの相談があったわけです。

すっかり食欲が出たことに、息子様(特に次男様)も大変お喜びになり、好きな菓子パンやクッキーなど、ご本人様が買ってきてというオーダーに合わせて差し入れているようで(^^;

配食を使うことでヘルパーさんの食事作りの時間を削減し、ご本人様と一緒に掃除や片づけの時間に回すことに。家事を行うことで筋力アップも目的のひとつです。

週3日、デイサービスで夕食も召し上がってご帰宅されるのですが、帰宅後に菓子パンやお菓子を食べていると。

見せてもらいましょうか、とご本人様に出してもらうと・・・

ベットの足元に隠してあるねん・・とビ〇コやビスケットや卵ボーロやらをベットの下から出してくださいました。

これには同席されていたご長男様も苦笑い。

『どこ隠してるねん・・・』

「卵ボーロー、どれくらい召し上がるのでしょうか?」

『ひとふくろの半分くらいやね。』

「ひとふくろ800kcal・・・半分食べたら400kcal、1食分くらいありますね・・」

これにはご本人様も、ご長男様もケアマネージャーさんもびっくり!

私もびっくり(^^;

『もう食べんとくわ・・・』

そんな会話をして

夕食後はなるべく食べないこと、デイサービスに行かれない日のおやつは時間を決めて食べることをお約束。

食べられなくなった方が食べらえる、それも「とっても美味しく」食べられる喜びは、よくわかります。

でも・・・糖尿病が悪化したら困りますしね。

おいしく食べられるようになったKさまにはカロリー調整食を提案せず、健康バランス食を提案。

食事を美味しくしっかり召し上がって頂き、間食の習慣をご自身で管理できるように、が目的。

しっかり食べて、ご自分の事はご自分でしたいと思っておられる朗らかなKさまの笑顔がいつまでも続くことを願って・・・

はーと&はあとライフサポート 管理栄養士 大都宏子

筍の季節ですね。

IMG_2181.jpg筍ご飯、筍の木の芽和え、若竹汁に・・ 

IMG_2186.JPG筍の天ぷら、旬のスナップエンドウも。

丁度1年前に出会ったAさまを思い出しました。

胆のうがんのため小腸摘出されたAさま。出会った時はターミナル期。奥様から「筍の木の芽和えを食べさせてやりたいけど、筍はダメって言われたし・・」という言葉をうけ「筍の代わりにじゃが芋で作ってみてはいかがでしょう。」と提案し、奥様にとっても喜んでもらえたんです。

IMG_2203.JPG 木の芽味噌の焼おにぎり

その後、お目にかかることなくご逝去されてしまいましたが「木の芽和みそ」を作りながらふと、思い出しました。

ちょっとしんみりしてしまったので

前回のブログ以降のお花見をドド~ンと・・一挙公開

IMG_2120.jpg 八幡市の「背割り桜」

IMG_2117.jpg 茨木弁天さんの夜桜

IMG_2130.jpg IMG_2135.jpg IMG_2141.jpg IMG_2142.jpg万博公園の桜とチューリップとビオラ

IMG_2156.jpg IMG_2165.jpg IMG_2166.jpg IMG_2167.jpg IMG_2170.jpg どこまでも広がる大阪舞洲のネモフィラ畑(ネモフィラと海と空の青が圧巻でした)

IMG_2189.jpg IMG_2193.jpg 丹波市 白ゴウ寺の九尺藤(まだ半分くらいしか咲いてなかったけど)

IMG_2196.jpg IMG_2200.jpg 三田市 永沢寺の芝桜と牡丹

新しい『令和』の時代も平和でありますように・・・

こんにちは、カスタマーセンター管理栄養士の島田です。

超大型連休中の合間のブログです。先日、いつもTaBeLu+倶楽部の商品の取り扱いでお世話になっている、㈱シー・エフ・サプライ様のご紹介で、『経腸栄養セミナー 講師 東京医科大学病院 栄養管理科 科長 宮澤靖先生』の研修会に参加してきました。

在宅でも経腸栄養されている方は多いですが、実際はーと&はあとにご相談いただく方は経口摂取が可能な方ばかりの為、経腸栄養管理を担当することはなく苦手分野です。せっかくの機会だったのでゼロから勉強させていただきました。

経腸栄養は商品や形態も多岐にわたり、栄養の含有バランスもメーカーによりさまざまで、しかも経口よりもダイレクトに体に吸収されるため、それによる作用や反作用を丁寧にモニタリングしながら管理しないといけません。病院の管理栄養士さんは日々業務に当たられているので、お手のものでしょうが、不勉強な自分としては講義内容についていくのに大変でした。

特に、経腸栄養開始時に気をつけないといけないことは

リフィーディング症候群だということが一番勉強になりました。

絶食や長期栄養不良状態の体に、いきなり高カロリーの栄養を与えてしまうと低リン血症から意識障害等が起こり、最悪死亡するケースもみられるとのこと。

数日以上絶食等で腸の働きがとまってしまった方には通常の半分程度(1食200kcal)前後の食事量から少しずつ投与して1週間から10日ぐらいかけて本来1日に必要な摂取量をとれるように段階的に上げて行った方がよいようです。

(リフィーディング症候群の詳しい説明は、お暇な時にググってください)

配食サービスご利用中の方でも最近の気温差等で食欲不振になり数日間摂取量が少なくなる方がおられますが、そのような方も腸に食物が入らず活動が鈍っているので、食べられていないからと高カロリーの補助食品をバンバン食べてもらうよりも1日1個程度から少しずつ増やしていく提案をした方がいい場合もあるようですね。

(でないと、大変な事態を招いてしまうかも。やはりアセスメントと選択・提案力がキースキルです)

豚タン燻製.JPG

後輩と飲みに行った先で見つけた、豚タンの燻製、美味しいウイスキーと一緒にちびちび頂きました。栄養投与もお酒も適量を超えないようにします。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

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