食事療養のサポートを現場から発信

こんにちは☆北摂管理栄養士の大都です(^^)ノ

人生初の8日連続休み(2日は半日ですがお仕事でした)

はーとに転職した時も、前日まで前職の業務をこなして翌日にはーとに出社したため、こんな長期の休暇は人生初デス。

さて、そんな連休前に出会ったKさま。独居の88歳、女性です。

昨年、圧迫骨折で入院。もともとお持ちだった持病に肺疾患があり、かなり多くの薬を服薬されていました。その多重服薬の副作用か、かなり食欲減と体調不良が続き50kgあった体重が30kgへ。その当時を知る、ケアマネージャーさん、デイサービスのスタッフさん曰く、食事がまったく進まず、1時間かけても食べられず、見ている方が辛かったと・・

そんなKさまですが、自宅へ戻る際に減薬してもらい食欲増加。その食欲に伴い、間食が増えてきており、糖尿病が悪化しないか心配になり、はーとへの相談があったわけです。

すっかり食欲が出たことに、息子様(特に次男様)も大変お喜びになり、好きな菓子パンやクッキーなど、ご本人様が買ってきてというオーダーに合わせて差し入れているようで(^^;

配食を使うことでヘルパーさんの食事作りの時間を削減し、ご本人様と一緒に掃除や片づけの時間に回すことに。家事を行うことで筋力アップも目的のひとつです。

週3日、デイサービスで夕食も召し上がってご帰宅されるのですが、帰宅後に菓子パンやお菓子を食べていると。

見せてもらいましょうか、とご本人様に出してもらうと・・・

ベットの足元に隠してあるねん・・とビ〇コやビスケットや卵ボーロやらをベットの下から出してくださいました。

これには同席されていたご長男様も苦笑い。

『どこ隠してるねん・・・』

「卵ボーロー、どれくらい召し上がるのでしょうか?」

『ひとふくろの半分くらいやね。』

「ひとふくろ800kcal・・・半分食べたら400kcal、1食分くらいありますね・・」

これにはご本人様も、ご長男様もケアマネージャーさんもびっくり!

私もびっくり(^^;

『もう食べんとくわ・・・』

そんな会話をして

夕食後はなるべく食べないこと、デイサービスに行かれない日のおやつは時間を決めて食べることをお約束。

食べられなくなった方が食べらえる、それも「とっても美味しく」食べられる喜びは、よくわかります。

でも・・・糖尿病が悪化したら困りますしね。

おいしく食べられるようになったKさまにはカロリー調整食を提案せず、健康バランス食を提案。

食事を美味しくしっかり召し上がって頂き、間食の習慣をご自身で管理できるように、が目的。

しっかり食べて、ご自分の事はご自分でしたいと思っておられる朗らかなKさまの笑顔がいつまでも続くことを願って・・・

はーと&はあとライフサポート 管理栄養士 大都宏子

筍の季節ですね。

IMG_2181.jpg筍ご飯、筍の木の芽和え、若竹汁に・・ 

IMG_2186.JPG筍の天ぷら、旬のスナップエンドウも。

丁度1年前に出会ったAさまを思い出しました。

胆のうがんのため小腸摘出されたAさま。出会った時はターミナル期。奥様から「筍の木の芽和えを食べさせてやりたいけど、筍はダメって言われたし・・」という言葉をうけ「筍の代わりにじゃが芋で作ってみてはいかがでしょう。」と提案し、奥様にとっても喜んでもらえたんです。

IMG_2203.JPG 木の芽味噌の焼おにぎり

その後、お目にかかることなくご逝去されてしまいましたが「木の芽和みそ」を作りながらふと、思い出しました。

ちょっとしんみりしてしまったので

前回のブログ以降のお花見をドド~ンと・・一挙公開

IMG_2120.jpg 八幡市の「背割り桜」

IMG_2117.jpg 茨木弁天さんの夜桜

IMG_2130.jpg IMG_2135.jpg IMG_2141.jpg IMG_2142.jpg万博公園の桜とチューリップとビオラ

IMG_2156.jpg IMG_2165.jpg IMG_2166.jpg IMG_2167.jpg IMG_2170.jpg どこまでも広がる大阪舞洲のネモフィラ畑(ネモフィラと海と空の青が圧巻でした)

IMG_2189.jpg IMG_2193.jpg 丹波市 白ゴウ寺の九尺藤(まだ半分くらいしか咲いてなかったけど)

IMG_2196.jpg IMG_2200.jpg 三田市 永沢寺の芝桜と牡丹

新しい『令和』の時代も平和でありますように・・・

こんにちは、カスタマーセンター管理栄養士の島田です。

超大型連休中の合間のブログです。先日、いつもTaBeLu+倶楽部の商品の取り扱いでお世話になっている、㈱シー・エフ・サプライ様のご紹介で、『経腸栄養セミナー 講師 東京医科大学病院 栄養管理科 科長 宮澤靖先生』の研修会に参加してきました。

在宅でも経腸栄養されている方は多いですが、実際はーと&はあとにご相談いただく方は経口摂取が可能な方ばかりの為、経腸栄養管理を担当することはなく苦手分野です。せっかくの機会だったのでゼロから勉強させていただきました。

経腸栄養は商品や形態も多岐にわたり、栄養の含有バランスもメーカーによりさまざまで、しかも経口よりもダイレクトに体に吸収されるため、それによる作用や反作用を丁寧にモニタリングしながら管理しないといけません。病院の管理栄養士さんは日々業務に当たられているので、お手のものでしょうが、不勉強な自分としては講義内容についていくのに大変でした。

特に、経腸栄養開始時に気をつけないといけないことは

リフィーディング症候群だということが一番勉強になりました。

絶食や長期栄養不良状態の体に、いきなり高カロリーの栄養を与えてしまうと低リン血症から意識障害等が起こり、最悪死亡するケースもみられるとのこと。

数日以上絶食等で腸の働きがとまってしまった方には通常の半分程度(1食200kcal)前後の食事量から少しずつ投与して1週間から10日ぐらいかけて本来1日に必要な摂取量をとれるように段階的に上げて行った方がよいようです。

(リフィーディング症候群の詳しい説明は、お暇な時にググってください)

配食サービスご利用中の方でも最近の気温差等で食欲不振になり数日間摂取量が少なくなる方がおられますが、そのような方も腸に食物が入らず活動が鈍っているので、食べられていないからと高カロリーの補助食品をバンバン食べてもらうよりも1日1個程度から少しずつ増やしていく提案をした方がいい場合もあるようですね。

(でないと、大変な事態を招いてしまうかも。やはりアセスメントと選択・提案力がキースキルです)

豚タン燻製.JPG

後輩と飲みに行った先で見つけた、豚タンの燻製、美味しいウイスキーと一緒にちびちび頂きました。栄養投与もお酒も適量を超えないようにします。

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

初めまして。

昨年4月からデイサービス管理栄養士として勤務しております、冨林かおり と申します。似顔絵 冨林.jpg

 

利用者様の食のお困りごとについてお聞きしたり、栄養計画を立てたり、デイサービスの食数・発注管理をしたり、行事食や行事おやつを考えています。

 

 

また、生活相談員、介護士、看護師、リハビリスタッフ、歯科衛生士とこまめに情報交換して、利用者様一人ひとりに合った食事方法を提案しています。

 

 

では実際、

その情報交換が

どんな風に活きてくるかというと...

【口腔・嚥下機能の観察】

入れ歯が安定していない

食事形態の見直しと入れ歯安定のための処置が必要では?

 

【浮腫(むくみ)状態の観察】

ここ最近ふくらはぎや足首がむくんでいる

その方の体重増減の原因を精査してから栄養計画を立てます

 

【認知面の観察】

お箸の使い方が分からないために食事動作が止まっている、最近ほかにも認知症症状が見受けられる

 職員がこまめにお声がけや一部介助に入る、それでもお箸が使えなければ自助スプーンをご用意してみる

 

【心の問題・生活状況】

うつ傾向、自宅での清潔管理は行き届いていない、家族様は遠方におりなかなか自宅の様子を見にこれない

自宅での食事状況を再確認。うつ症状による食欲低下や過食症状は出ていないか?自力で食事の準備ができないのであれば何かお届けできる商品はないか?

 

 

【運動機能の観察】

右に麻痺があり左手左脚しかうまく動かせない

左手だけでも食事動作を取りやすい自助箸・自助食器の準備、食事姿勢をクッションなどで整えて体軸まっすぐの状態で食事をしていただく

--------

などなど。

これらは全部、他職種スタッフから情報をもらったりアドバイスをもらいながら実践していることです。

はあとのデイでは、全てのスタッフが介護業務(軽介助)に入ります。もちろん、介護スタッフから指導をしっかり受けた上ですが、時にはトイレ介助に入ることも。

介護を通じて、利用者様の状況を肌で感じられます。

この距離感でケアができることを活かし、どの職種もプランを立てています。

 

わたしは、前職でも特養やデイサービスの管理栄養士業務をしていましたが、ここまで現場の介護業務に入ったことはありませんでした。

はあとのデイサービスで働くようになってからは、これまで気づかなかった利用者様の変化にも気付くようになりました(^^)

食事を安全に美味しく食べていただくには、

たくさんの小さな『気づき』が必要です。

利用者様に、

心も体も元気に過ごしていただけますように

これからも頑張ります(^^)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

   

写真は3月中旬に実施した

『春の手づくりおやつレク』の様子です。

 

用者様には皮を焼いてもらったり、餡子を丸めてもらったり、薄ピンク色のモチっとした皮で餡子を包んでもらったり...

DSC01560.JPG DSC01572.JPG 

桜餅(関東風)の出来上がり!  

DSC01586.JPG

簡単に作れますし、味も良く、大好評でした♪手作りしながら昔を思い出していた方もおられました(^^)

五感を呼び覚まし、楽しく、機能維持!

 

また何か考えて実施したいと思います。

               

        sugiura.jpg      

初めまして!北摂の管理栄養士杉浦 和希と申します。

 

昨年12月に入職しました。豊中・吹田市地域を担当しています。

頼られる管理栄養士になれるよう日々勉強中です。

お食事でお困りのことがありましたらお気軽にご相談ください。

 

 

 

 

 

 

 


今日は食品に記載されている情報についてお話をしたいと思います。

皆さん、食品を購入するときにまず何を見ますか?

値段?鮮度?消費(賞味期限)?パッケージのよさ?材料?カロリー?

私はまずは値段を確認します。

 

その食品を選ぶ理由は様々あると思いますが、どのようなことが書かれているかを知ることで目的にあった食品が探しやすくなるかもしれません。

是非、食品を買われる際の参考にしていただければと思います。

 

たくさん項目があるので今回は皆さまがよく見られる消費期限、賞味期限についてお話します。

 

●食品の表示ってなぜあるの?

消費者が食品を購入するときに、品質や内容を見極めたり、適切に利用したり保存したりするのに大切な情報になります。

 

●主な表示事項・・・品名、栄養成分表、製造者の住所・氏名、使用添加物、消費期限、原材料名、内容量、保存方法などなど

 

 _20190426_103708.JPG

 

●期限表示(消費期限と賞味期限)

・消費期限・・・定められた方法によって保存した場合、変質や腐敗などによって衛生上の期限が発生する心配はない、と認められている期限を示す年月日のことをいいます。つまり「これ以上過ぎると危険な期限」という事になります。(弁当や生めん類、そうざい、生菓子、食肉など)

 

・賞味期限・・・定められた方法で保存した場合は、食品の品質が十分に保たれている、と認められている期限を表す年月日のことをいいます。

賞味期限は、製造した日を含めて3か月以内に消費すべき食品は期限を「年月日」で表示し、3か月以上保存できる食品は「年月」で表示してよいことになっています。(乳製品・果汁飲料・食物油、冷凍食品など)

 

☆ちなみに☆砂糖や塩・アイスクリームなど品質が保たれるのが数年以上の食品は期限表示が不要になります。

 

私は、砂糖や塩は期限表示がないことを知った時はびっくりしました。

家の塩はいつからあるのだろう・・・

 

平成最後のブログとなりましたが、次は令和でお会いしましょう!

このブログを購読する

管理栄養士プロフィール

  • 大都 宏子
  • 島田 天心
  • 小山 祐子
  • 磯好 幸枝
  • 竹本 敏美