食事療養のサポートを現場から発信

こんにちわ!北摂管理栄養士の徳山です。寒さが増してきましたね。バイクで移動し、事務所に帰ってくる頃には、身体の芯まで冷えております。

免疫力を上げて、風邪をひかないように注意します。皆様も、お身体ご自愛ください。


 先日、90歳女性、腎臓病の方の継続フォロー訪問に行ってきました。

私が地域担当の管理栄養士として、1人で外を回り始めた頃から、はあとを利用して下さっており、およそ3年ほど経ちます。

たんぱく質40g、エネルギー1500kcal1600kcal、塩分6g/日で、日々食事のコントロールされている方です。

介護サービスは利用せず、一人暮らしで、配食を教材に、日々のお食事を工夫しておられます。

11月の検査でクレアチニンが、前回より上昇し、総合病院で検査をされましたが、たんぱく尿(−)、浮腫もない為、進行している訳ではないと医師から言われたとの事。

貧血の数値は、前回より改善し、倦怠感もなく、自立した生活にも変化はありませんでした。カリウムは正常範囲内。間食には、たんぱく質ゼロで、160kcalのエネルギーゼリーや、MCT入りビスケット、ゆめせんべい(腎臓病用の方のせんべい)を食べておられます。

今後も配食と、ご自身で用意される食事のエネルギーに過不足がないか確認し、体重、血液検査の結果に基づいた栄養相談を続けていきます。

夏場より、1日の水分摂取量が少なくなっていたのも、クレアチニンが上がってしまった原因のひとつと考えられ、喉の渇きが感じにくい冬場も、体重1kgに対して30mlの水分は必要である事をお伝えし、お茶をこまめに飲んで頂く事になりました。

前向きで、人に対して感謝を忘れず、いつも笑顔の素敵な方です。

こんな風に、歳を重ねられたら素敵だなと訪問の度に思います。

玄関にいつも生花が、、

「庭にあるもので用意したから、恥ずかしいわ」と仰っておられましたが、許可を頂き写真を撮ってきました。


 
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来年も、変わらずご自宅で、この方らしく過ごしてほしいです。私も頑張ります。

北摂管理栄養士 徳山

 

 

こんにちは。 カスタマーセンター 小山です。

気温の乱高下で、風邪をひいてしまいました。

手洗い、うがいを励行してたつもりでしたが、足りなかったようです。

さて、寒い冬がやってきました。

暖かい食べ物が恋しい季節になりました。

暖かい食べ物といえば・・・麺類が思い浮かびます。

麺類は簡単でいいですよね。

「きつねうどん」「かきあげうどん」などに、おにぎりをつけて・・・と選びがちですが

(はーとの配送員さんも上記の組み合わせをよくみかけます)、

これでは、野菜不足が心配です。 糖質も取り過ぎかも?(よく身体を動かす方はよいですが)

うどんを選ぶ場合は、野菜も多く摂取できる鍋焼きうどんや、ちゃんぽんなどを選ぶと、野菜とたんぱく質が摂取できます。

コンビニなどでも、あたたかい麺が売られていますので、

選ぶ際は、具材の多いものをえらぶようにしましょう。

又、汁は塩分が多いので、飲み干さず、残すようにこころがけましょう。

さらに、高望みをするなら、サラダやおひたしなどの副菜も選ぶと尚良しです。

好きなメニューを我慢せず、料理のチョイスによっては、身体にもやさしい食事になります。

一度、心がけてみてはいかがでしょうか?

はーと&はあとでは、地域担当の管理栄養士が、お客様宅に伺い、配食を教材として、配食以外の食生活のアドバイスをしています。

お気軽にご相談くださいませ♪

CIMG7987.JPG減塩食。  カレー粉を使用して塩分調整しています。

はーと&はあと カスタマーセンター管理栄養士 小山祐子

こんにちは、カスタマーセンター管理栄養士の島田です。

今年は暖冬のようで、流行語に『災害級の酷暑』が選ばれましたが、その影響が冬まで続いているのでしょうか。しかし、2018年の冬は大雪に悩まされましたし、いつどのような変動があるかわからない天候になってきましたね。AIを活用した予報で事前の対策が講じれることを期待したいと思います。

今年はほんとに災害の多い年だったように思います(社会的にも個人的にも)、災い転じて福となす!来年にできるよう今から準備を進めていきたいです。

さて、実はいま、はーとの配送員(男性)の方が、ほぼ毎日、昼食で栄養コントロール食のカロリー調整食を利用しています。きっかけは急激な体重減少。過体重を意識はしていましたが、とくに積極的に減量に取り組んでいたわけではなかったのですが、数か月で10kgの体重減少があったようです。本人は「やせた、やせた!」と喜んでいましたが、それを聞いた、管理栄養士の相山さんが、

「特段変わったことをしていないのに、そんなに急激に体重が減るのはおかしい。一度検査した方がいい」と、するどい指摘をして、実際検査をするとヘモグロビンエーワンシー(HbA1c)が13%台と重度の糖尿病と診断。

しかも肝臓に影もあるとかいわれ、青ざめた配送員は次の日から、適切な食事療法を実践するため、カロリー調整食を毎日申し込まれました(もちろん、料金もしっかりはらって、しっかり栄養指導もうけて)。それから一カ月強。

先日、検査結果を見せてもらったら数値が8%台にまで落ちていました。血糖も100で正常。ただ肝臓の数値は若干高いですが(精密検査でも異常は認められなかったとの事)中性脂肪も正常で、とてもきれいな血液の状態に生まれかわっていました。今日も元気に配送に従事されています。

身内だと、ついつい見逃しやすい変化に気づいた相山管理栄養士、そのアドバイスを素直に受け入れて配食を継続している配送員さん、一番近い所で食事療法の効果を実感しました!来年はもっと多くの改善事例に出会いたいものです。

※久しぶりの外食で美味しい中華ご馳走になりました。

豚煮込み.JPG鯛の甘辛煮.JPG

豚煮込み       鯛の甘辛煮

はーと&はあと 管理栄養士 島田天心

こんにちは☆北摂管理栄養士の大都です(^^)ノ

12月に入ったというのに、11月初旬の気温って・・・

また週末にかけては気温が下がるようなので、体調管理にはどうぞお気を付け下さいませ。

訪問看護でシリーズとして関わらせて頂いた料理教室。

今年度最後の回が11月末にありました。

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今回のメニューは

濃厚流動食を使った、シチューとパングラタン、プリン、定番となったフレンチトースト・カステラバージョン。

既にコーンスープ味の濃厚流動食で調理しているので味付けは少しのコンソメのみでシチューを用意。中に入れた肉団子はつなぎでマヨネーズを使っています。(案外、マヨネーズって万能なんです)

そのシチューを使ったアレンジでパングラタンの紹介。

パンが柔らかくなって食べやすく、好評でした。いつものフレンチトーストを食パンではなく、カステラを使用したので卵液の吸収がものすごく早く時短に。味もカステラの甘味があり、食べやすいものに仕上がりました。

参加された皆さま、主催の訪問看護のスタッフさんにも喜んでもらえて良かったです☆

そんなこんなの11月。最終の訪問でお目にかかったNさま。ケアマネージャーさん同席での訪問。

退院後1週間ですでに体重が数キロ減少。

普段の食事内容を聞き取り・・・フムフム・・・

聞けば聞くだけ、ご夫婦ともども食事内容の立て直しが必要じゃないか、とケアマネージャーさんと思っていたところ・・・

「もうええわ!」とご立腹。

根ほり葉ほり?聞いたのことでご機嫌を害されてしまいました。

奥様からも「あんな人やから。介護する覚悟ができているので、もうこれ以上いいですわ。」

これはこれで違う問題が。(今はご自身で歩けていますが、このまま体重減少が続くと、確実に筋力、体力低下、ADL低下に繋がる!)

う~ん・・・

どうすれば良かった??

食事内容を聞き取らずして提案もできないしなぁ・・・

週1回訪問されていた娘様との関係も何かが原因で壊れてしまい、娘様の介入は厳しい様子。母娘関係はなかなか複雑です。

「困ったら、またケアマネージャーさんへ連絡して下さいね」、とご自宅を後にしました。

このブログでは成功談をご紹介することが多いですが、失敗談、力不足もチョコチョコあるのです。

平成最後の12月。寒さ対策しながら走りたいと思います。

今年の紅葉狩りは京都南禅寺周辺へ

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IMG_1958.jpg 水路閣。

小学校の遠足で来たような?

当時はこの幻想的な空間に感激することもなかったような気もする(^^;

北摂 管理栄養士 大都 宏子

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