こんにちは。管理栄養士の藤本です。
京都では祇園祭。
私もちらっとだけ行ってきました☆
連日の猛暑・じめじめ感・そして突然の豪雨にうんざりですが、
こういうお祭りに行くと、夏が来たな~とわくわくもします(^^)♪
さて、
慢性腎不全の方ですが、とにかく一度栄養相談に乗ってあげてほしいと依頼があり、
先日ケアマネージャーさんと一緒に訪問した新規のお客様。
お部屋にあがらせていただくと、「これは食べてよいのか聞こうと思って」と
いろいろと普段食べているお粥やスープなどを準備してくださっていました。
病状確認して、これまで栄養指導などは受けたことがあるのか聞いてみると、
以前は病院で栄養指導を受けておられたようですが、
とにかく「これもダメ、あれもダメ」と否定され、じゃあ何を食べたらよいのかと聞いても具体的に言ってもらえなかったそうで、
結局やめてしまったとのこと。
だからこそ、普段の食事内容でよいのかどうか、不安なところが多く、困っておられたようです。
ひとまず、腎臓病の方への食事の基本について簡単にお話しした後に、
実際に食べておられるものを見せていただきながら、朝食から順番に良いか悪いかを判断・相談していきます。
お医者さまからも食事について詳しくはおっしゃっていないとのことで、
今回は塩分を中心に話をさせていただきました。
なるべく否定をせずに。
でも、よいか悪いかははっきりさせて。
特にこの2点を考えながら、今回はお話をしました。
誰だって自分がやっていること、ましてや頑張っていることを否定されることは
悲しいし、やる気もなくなると思います。
だからこそ、私たちアドバイスをする側は、否定やマイナスのことばかりを言わず、
どうしたらその方がやる気をもって前向きに取り組んでもらえるかを考えなければと思っています。
今回の方は、不安なところを話し合い、少し自信をもっていただけたように感じました。
「心配ごとを持ったままだと食事も美味しくない。」という話が訪問中に出ていたのですが、
本当にその通りですよね。
今回の訪問でその不安や心配が少しでも解消できたことは、私もとても嬉しいです。
これからも、不安なことがあったらいつでも相談してもらえるような関係でいたいですし、
きちんと向き合って、不安を解消できるように、
私自身もレベルアップしていきたいと思っています!
はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代