藤本祥代のブログの最近のブログ記事

こんにちは、管理栄養士の藤本です。

 

このブログでも他の管理栄養士が花粉症の話をしていますが、

私も先日から目がしょぼしょぼ、鼻がむずむず...。

花粉症じゃないはずや!!と言い続けてきたのですが、

やっぱり花粉症デビューか、と最近あきらめてきています(>_<)

 

 

さて、先日新規訪問したM様。糖尿病の男性です。

退院後のお食事が必要ということで、入院先の病院への訪問でした。

 

話を始めるや否や、M様から

「そんで、結局1ヶ月にいくらくらいかかるんや?」と直球が投げ込まれました。

あらら、私、あまり歓迎されてないみたいやなぁ(^_^;)

まぁよくあることです。

1ヶ月のだいたいの金額をお伝えし、さて話を軌道修正...と思ったところ、

始めてみてあかんかったら頻度減らすのはいいんやな、とM様。

 

減らすのは自由ですが、自分で用意されるお食事の内容は相談させてくださいねと食事の話へもっていきます。

もともと自由に暮しておられた様子のM様。

病院の食事はどうですか?と伺うと、

量は少ないしまずいしかなわんわ!わしは痩せの大食いなんや!とのこと。

 

もちろん、退院後お持ちしようとしているのは糖尿病食。

カロリーだってお医者様の指示通り。

つまりは、病院と同じような食事です。

M様、ちょっと、いやだいぶん嫌そうな雰囲気。

好きなもん食べて、ビール飲んで、薬で血糖値下げたらええんちゃうか?と。

 

実はM様、高血糖で入院されて、入院当初はインスリンを打っておられたとのこと。

インスリンはもう嫌。入院はもうこりごり。

そんな気持ちはお持ちだったので、そこからのアプローチとしました。

 

好きなもん食べて、ビールと甘いものばっかり食べていたら、

薬でもコントロールできなくなって、またインスリン打たなきゃいけなくなりますよ!

最悪の場合は、また入院ですよ!

すると、M様それは嫌やなと。

それなら、ちゃんと食事は届いた分だけにして、足したらあかんよ、と同席いただいていた妹様も釘を刺してくださりました。

 

入院中は、甘い物もビールも我慢しておられます。

でも、家に帰ったら好きにしたい。前のように暮らしたい。

在宅生活での我慢はなかなか大変です。

そこをどうサポートするか。

 

M様へは、どうしても何か食べたくなったら

スーパーやコンビニで「カロリーゼロ」と書いてあるゼリーを買うこと。

(自宅近辺は便利だそうで、スーパーなどの誘惑は多々あるようです...)

そして、大好きなビールはカロリー・糖質ゼロを1本だけ。

まずはこの2点をお伝え。

 

ダメダメといろんな方に言われ続けておられるM様。

そんな商品があるんか、とちょっと食いついてくださいました。

この2点はちょっと興味がある様子。よしよし、続けてもらえそうかな☆

 

きっと在宅の生活に戻られてからのほうが様々な生活の様子が見えてくると思います。

M様が好んで食べられるもの、少しずつ聞いていって、

それならどれくらい食べてもいいのか、やっぱりやめておいたほうがいいのか、

ひとつずつ相談・確認していきたいなと思っています。

 

再入院にならないために!

この気持ちをM様自身がずっと持ち続けて、

そのための食事なんだと思ってもらえるようにしていきたいです。

私も精一杯サポートするので、一緒に頑張りましょうね!!

 

 

先日、東山の花灯路に行ってきました。

写真ではなかなか伝わらないのが残念です。

すごくきれいでした(^^)

写真2.JPG  写真.JPG 

 

はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

 

こんにちは、管理栄養士の藤本です。

はーと&はあとのホームページがリニューアルされましたね!

ブログのタイトルのバックには、管理栄養士みんなの想いがあふれていて、とってもいい感じ(^^)

パステルカラーの優しい雰囲気もお気に入りです☆

 

 

さて、今日の話は、先日新規訪問したN様。心疾患の方です。

退院前に病院へ訪問させていただきました。

連絡があったのは息子様から。

病院の管理栄養士さんからの紹介ではーとを知ってくださり、管理栄養士が担当でいてくれることが安心と選んでくださりました。

さっそく、退院後の食事の相談。

食事のお届けはどんな頻度でお考えですか?と聞くと、

とりあえず退院してすぐは毎日の昼夕で持ってきてほしい、とのこと。

わかりました、と私が答えた後に、「でも...」と息子様。

「後から頻度を減らしたりはできますか?自宅生活に戻って慣れてきたら自分で作りたいと言うと思うので」と。

 

新規訪問の際に、意外と多いこの質問。

「あとから変更はできますか?」

答えは、もちろんYESです。

 

もちろん、食事の確保や食事準備負担の軽減のために利用をされる方もいらっしゃいます。

けれど、自分でできる場合は、やっぱり自分でやっていただいたほうがいいと思います。

食事を持っていくことが大事なんじゃなくて、

その方自身が自分の体に適した食事を続けてもらうことが大事なんです。

 

今回のN様へも、

自分でできることはやってください。

ただ、この方の場合は塩分制限(+水分制限)が大事なので、

まずは毎日お届けしている間に、味付けや量を見て、感じて、覚えてください、とお伝え。

それ以外にも、アドバイスできることはしていくので、N様がご自分で調理する時になったら言ってくださいね、とも。

 

それを聞いた息子様は嬉しそうでした。

そうやって言っていただけると助かります、と言ってくださりました。

そう言っていただけて笑顔でその場をお別れできることは私も嬉しい。やっぱり新規訪問の時の印象って大事ですしね☆

同時に、その後のフォローもちゃんとしなくっちゃと身が引き締まる思いもします。

 

ちなみにN様、退院して1週間ほどですが、薄味にも抵抗なく、きちんと食べていただいています。

また減塩に関してや食事療養に対してのプチ情報を記載した資料を少しお渡ししているのですが、

それに対して、N様の旦那様からは「こんなことまでしてくれるのは他ではないことや」と喜んでもらえているようです。

ひとまず良かった♪

 

嫌々では何事も続けることはできません。

やる気を持ってもらえるように、ちょっとでも頑張ろうという気持ちを持ってもらえるように、

そして、何よりもその気持ちを、行動を、続けてもらえるように。

私なりの応援の仕方で、これからもサポートを続けていきます(^^)v

 

 

はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

こんにちは。管理栄養士の藤本です。
先日、柴田さんのブログにあった、デイサービスはーと&はあとの内覧会に
スタッフとして参加してきました。
私は厨房にてやわらか食の調理のお手伝いや配膳準備などをしていました。
普段は京都で仕事しているので、私自身も完成したやわらか食を見るのは初めて。
見た目は形ある常食、でも食べてみるとやわらかい!
味もすごく美味しかったです(^^)
しかし、1日中立ちっぱなしでのお仕事が久しぶりで、
終わったときには腰が痛かった...(>_<)笑


さて、今日のお話。
連絡があってもうしばらく経つのですが、
先日、私が担当させていただいていた利用者様がご逝去されました。
出会ったのは一昨年の夏。
それからずっと栄養相談も1〜2ヶ月に1回のペースでさせていただいていた方でした。
最期に話したのはキャンセルの連絡をくださった電話。
本当に突然のことでした。

もともと肥満もあり、糖尿病や脂質異常症、脂肪肝など様々に合併しておられました。
お菓子が大好きで、ダイエットをしてはリバウンドを繰り返しておられました。
基本的には週4回、食事をお届けし、他の食事はご自身で。
何よりも間食を少なくしていくことを目標にしていました。

1人ではついつい食べてしまうけど、藤本さんが声かけてくれるから頑張れる。
出会ってからは間食もだいぶん我慢できるようになった。

いつも言ってくださっていた言葉でした。

最初は体重も減りましたが、しばらくするとなかなか思うようには減量できなくなったり、
血液検査の結果も横ばいの状態が続き、
食事のお届けの回数を増やしたりもしていたのですが、
突然、心臓が悪くなり入院。
そのまま再会できなくなってしまいました。

出会ってから約1年半。
確かに間食の量は減ったと本人様はおっしゃっていました。
でも、、、
私がもっとできることはなかったか。
本人様の言葉を聞きながらも、
体重や血液検査など現実の数値に変化がないことを
もっと伝えて、時には厳しく言わなければいけなかったのではないか。
後悔・反省ばかりです。

けれど、ここで立ち止まっているわけにはいきません。
この気持ちを大事に、
そして、この経験を次に活かしていかなければ、です。
経験して学ぶことって本当に多いですね。
初心を忘れず、そして経験を活かしながら頑張らなければと改めて思っています。


これからも頑張っていきますので、天国で見守ってくださいね。
本当にありがとうございました。
ご冥福をお祈りいたします。


はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

こんにちは、管理栄養士の藤本です。
2月に入りましたね。
そろそろ梅が咲いて、順番に春がやってくるかな、と思うとワクワク☆
ただ毎日の寒さには心が折れそうなんですが(^^;;


さて、先日新規でお伺いした利用者様。
奥様が難病で塩分制限が必要な方です。
訪問当日は奥様は病院におられお会いできず、ご主人様との面談でした。
普段の食生活についての話を聞こうとするやいなや、
「あいつは塩という言葉に敏感になっとる。家でも全然使っとらん。」とのこと。
調味料としての塩はほとんど使わず、醤油などももちろん減塩。
とにかく塩分に対して徹底的に控えておられるとのこと。
ご主人様曰く、前に受けた栄養指導で塩分制限、塩分制限と脅かされすぎなんや、と。

実際に調理されている奥様がいらっしゃらなかったので
どれくらい調味料を使っておられるのかなどは確認できなかったのですが、
ご主人様には病院からでている食事の指示と
主な調味料に含まれる塩分の表とを比べて少し説明。
病院からの指示は1日5〜6g、つまり1食にしたら2gは使えます。
朝食に食べておられるパンは6枚切り1枚で塩分0.8g。
なので、サラダに少しドレッシングをかけたりしても大丈夫です。
また、醤油や味噌の小さじ1の塩分を確認したり、
マヨネーズやケチャップの小さじ1の塩分を確認しながら、
1食に使える量を決めることができることを説明しました。

するとご主人様、
「今みたいに1日でどれくらいなら使っても良いか、という説明をしてくれたら、
塩分に対してびくびくせんでもいいんや。
栄養指導で、控えなあかん、控えなあかん、と言いすぎるから怖がってしまうんや」と。

耳が痛いお言葉でした。
普段の私はどうだっただろう、と反省しました。

もちろん、なかなか塩分制限が守れない方には
控えてください、とお伝えしないといけない場合もあります。
ただ、過剰に控えることばかり言わずに、
普段の食生活をききながら、
これはこれくらいの量にしてください、とか、
大丈夫な量をお伝えするというのは大切だなと改めて感じました。

伝え方でずいぶん印象は変わります。
その方にやる気になってもらえるような、
また、これなら出来ると思っていただけるような
栄養指導をしていかなきゃ!!ですね(^^)


はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

こんにちは。管理栄養士の藤本です。
毎日寒いですが、風邪、インフルエンザなど大丈夫ですか?
我が家もかぜ薬の減りが早い早い...
みなさまお気をつけくださいね。

さて、題名にも書いた「食とスポーツ」。
先日、このテーマの勉強会に参加しました。
実は私、高校時代は野球部のマネージャーをしていたのですが、
その当時お世話になっていた先生が主催のセミナーです。

スポーツをしている中高生の食をどう考えるか、
指導者としてどんなことができるのか、
また、現役のプロスポーツ選手に、中高生、大学生の頃と現在とで
食について考え方や実際の食生活はどう変わったか、などを
聞くことができました。

現在、私はスポーツに関わってはいないですが、
中高生という成長期真っ只中のジュニアアスリートにとって、
食事というのは大事なんだなと改めて感じることができました。

子どもの食生活を決めるのは、本人の意識ももちろんですが
親の意識、親の考え方が大きく関わります。
それはなにもスポーツ選手だけではありません。
生活習慣病の予防、健康の維持。
生きていく上で欠かせない食事だからこそ、
その質が問われていると思います。

管理栄養士として、食事の大切さをどう伝えていくのか。
改めて考えさせられたセミナーでした。
私もまだまだ頑張らなくっちゃなー!!


今回の写真は先日食べた黒ごまぜんざい☆
寒いこの時期は、あったかい甘いものがやっぱり美味しいですね(^^)


はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

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