藤本祥代のブログの最近のブログ記事

こんにちは。京都の管理栄養士の藤本です。
寒くなってきましたね。
ついこないだまで暑かったのに...と思うのですが、
よく考えればもう11月になるんですよね。
寒くなるはずです(^^;;


さて、今日はクリニックの栄養指導の患者様の話です。
Y様、男性、脂質異常症と高尿酸血症の患者様です。

なかなかビールの習慣がやめられません。
お家での缶ビール。
気にしてプリン体と糖質オフのものを飲まれているのですが、
なんとか控えていけるように話をしています。
きっぱりやめるのはなかなか難しいなら、まずは少しでも量を減らしましょう。
減らす方法は2つ。
①飲む本数を減らす。
②休肝日を作る。
どちらかから始めましょうかとお話していた前回。
次回までの目標は「休肝日を作る」とY様。
私から「何曜日は休肝日にする」と決めてしまったほうが
ずるずると「また明日」にはなりにくいですよ、と付け加え、
毎週火曜日は必ず休肝日にする、というので決まりました。

この日の最後にちらっとお話したのが
今回のブログの題名にも出てくる「炭酸水」。
私の知ってる方で、
炭酸水のしゅわしゅわ感をビールの代わりにしているっていう人がいたんですよ。
Y様も一度試してみてください。とおすすめしてみました。
(あ、もちろん炭酸水は砂糖や甘味料が入っていないもの限定です)

それから2ヶ月経ち、先日Y様の指導日でした。
部屋に入ってくるなりすぐに
「炭酸水、効果ありましたよ!!」とY様。
火曜日は休肝日に、としていた目標が
なんと9月でビールを飲んだ日はほぼ土日のみ!
休肝日週2日どころか週5日です☆
これには私もびっくり!!

話を伺うと、前回の指導後から炭酸水をビールの代わりにしているそう。
さらにビールを控えるようになったもう一つのきっかけが息子様。
中学2年の息子様に酒臭いのをなんとかしてくれ!と言われ、
ある約束を提案したそうです。
その約束が
「お父さんはビールを控える、
その代わりに頑張って勉強して成績あげなさい」
というもの。
来年受験生になる息子様に勉強してもらうため、お父さん、頑張っておられます。

その頑張りのおかげでY様の血液検査の結果は尿酸もγ-GTPも下がりました!
ほんとに素晴らしい☆
Y様自身も喜んでおられましたが、私もめちゃくちゃ嬉しいです。
習慣化したことを変えるにはやはり何かきっかけが必要。
今回は炭酸水と息子様との約束がそのきっかけになったようです。

さて次はこれをいかに長く続けるか、ですね。
「今だけ」にならないようにしてください☆
そんな私にY様、
「父親がこんなに頑張ってるのに息子の成績はさっぱりなんですわ~。めげてしまいそうですよ~」とポツリ。
Y様のためにも、息子様にはぜひ勉強頑張っていただきたいです!
お2人とも、応援してます(^^)v


はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

こんにちは、京都の管理栄養士の藤本です。

先日滋賀・信楽に行ったのですが、
もみじが少しだけ色づいていました。
所々でコスモスも見かけますし、秋らしくなりましたね☆

さて、今回は健康バランス食の利用者のお話です。
今日新規の訪問に行ったばかりの80歳の女性です。
ケアマネージャーからの紹介ではーとにお電話いただきました。

訪問の約束の時間の5分前に到着した私はインターホンを鳴らし待っていました。
しばらくして応答があり、玄関を開けていただきご挨拶。
すると腰の骨折で痛みがひどく、立っているのも一苦労の様子。
約束の時間までもう少しあると思ってたから横になってたのよ、時間がかかってごめんなさいね、と言ってくださりました。
いえいえ、こちらが少し早く来てしまったんです、すみません。とお話しながら、お部屋の中へ。

とにかく腰が痛くて、こんなことは初めてで、もうどうしていいのかわからないとのこと。
少し横になっていただきながらお話スタートです。

私がいちばん気にかかったのが受け渡しの方法。
かなりお辛い様子なので無理はしていただきたくない。
しかし、この利用者様のお宅はオートロックのマンションなので、どうしてもお届け時に動いていただかなくてはなりません。
配達の都合上、時間指定はお受けできかねますし、いつもぴったり同じ時間というのも難しい。
本人様にも焦って急いで動いていただきたくない。

そこで私から提案。
配達の5分程前に、配達員からお電話をいれさせていただいて、ゆっくり準備をしていただくのはいかがでしょうか。
それだったら横になっていても5分あれば動けるわと喜んでいただけました。
あとは実際にやってみて、無理が生じるようであればその都度相談していきましょう!

今日の方のように腰や足が痛くて動きにくい、という方はたくさんいらっしゃると思います。
そんな方はぜひご相談くださいね!
ご本人様の様子を実際にお伺いし、ご自宅の様子も見ながら、
何にお困りなのかを話し合いさせていただくために、
私たちは利用の前に訪問させていただいているのですから☆

不安なことはいつでも言ってくださいね(^^)
私たち管理栄養士も、カスタマーセンターのメンバーも、配送員も、
はーと&はあとのみんなで、利用者様をサポートしていきたいと思っています!!

はーと&はあと  管理栄養士  藤本祥代

こんにちは。京都の管理栄養士の藤本です。

10月になりましたね。
最近はバイクに乗りやすい気候の毎日。
これがずっと続けばいいのですが...
あっという間に 寒い が口癖になりそうです。

さて、今日は先月からご利用になっているS様の話です。
初めてお会いしたのは病院。
もうすぐ退院ということで、退院後のお食事のことを、本人様と長女様とお話しました。
腎不全のS様。実はお医者様から透析目前と言われていらっしゃいます。
なんとか透析への移行を遅らせたいという思いで弊社にお電話くださりました。

退院してすぐは昼夕ともにお持ちして、ゆくゆくは昼か夕食だけでも自分でも作れるようになってほしいと娘様。
耳が少し遠く、あまりお話されないS様の気持ちを確認しながら、
まずは昼夕、毎日でのお届けになりました。
朝食内容の相談と、塩分の多い漬物などは控えていただく話をして
その日の面談は終わりました。

そして先日、1ヶ月目のフォロー。
娘様とお話すると、
なんとこの間あった血液検査では腎臓の数値は良好。透析半年後と言われていたが、この調子なら1年後に延ばせそうと言われたとのこと。
娘様喜んでいただけました。
ただ、配食に少し飽き気味。
退院の時よりも元気になってきて食べたい欲求でてきたようだと娘様より。
やはり毎日配食ばかりだとちょっと飽きてきますよね。

そこで、娘様へ食事のアドバイスし、娘様がフォローできる日などでキャンセルしていただくことも提案。
制限食というので少し構えておられましたが、
配食の量を参考にしていただくこと、
主菜は揚げ物にしていただくこと、
塩分は控えめに、
まずはこのポイントだけでを守って準備してもらうように提案。
塩分については外で買う時も栄養成分表示を見て、特に塩分低いものを選んでいるという娘様なので、きっと大丈夫です。

配送員からは
「飽きることなく、最近おいしく感じるようになった。
以前は、お漬物や塩昆布だけをおかずに、ご飯を食べるだけの食事だったので、
医師からも注意を受けた。食事を改善できてよかった。」
とS様言っておられたと報告が入っています。

食事療養の必要性を感じていただいているS様。
そんなS様のやる気を続けていただけるように、
少し休憩する日も提案しながらサポートしていきたいと思います。


この間の週末、高校からの友達の結婚式に行ってきました。
とっても素敵でした☆
来年にももう2人、結婚が決まっています。
25歳、第一次ピークの到来です!

はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

こんにちは、京都管理栄養士の藤本です。

少しずつ気温も湿度も下がって秋らしくなってきましたね。
日中はまだ30℃近くあったりもしますが(^_^;)
朝晩との気温差に気をつけていきたいものです。

さて、先日病院へお伺いした利用者様。
心不全の悪化で入院になっておられたのですが、
退院に際して、病院からの栄養指導をみんなで共有しようと、
家族様はもちろん、ケアマネージャーさん、ヘルパーさん、そして私も一緒に参加してのカンファレンスでした。
前々回の入院時にも病院からの栄養指導はあったのですが、
本人だけではなく、今回は自宅での生活のキーパーソンとなるご主人様も一緒に聞いていただき、
食事療養の必要性を理解していただきたいという目的もありました。

というのも、実は自宅での食事内容を聞くと、
朝はご飯、味噌汁、目玉焼き(塩や醤油かける)、キャベツ炒め(塩こしょう)、漬物。
昼はご主人様が体調良い時に好きな物を買ってきて、奥様にうどんや寿司を食べさせているため食事コントロールが全く出来ていない状態。
夕は配食ですが、減塩食でスタートしましたが、食べられずに普通食になっている状況でした。

指導中も、ご飯に味噌汁、目玉焼き、というのは長年やってきたことや。これをやめることはできない!とご主人様。
また、昼のうどんもやめられない様子。
なんとか減塩対策を、と病院の栄養士さんも、看護師さんも、家族様も、もちろん私やケアマネージャーさんも、
こうするのはどうか、これでは出来ないか、と提案します。

なんとか了承いただけたのが、
朝の目玉焼き・キャベツ炒めの塩を控える。味噌汁は具だけ食べる。
昼は奥様は食パン+ジャム+牛乳とする。
夕食の配食は減塩食で再スタートする。

できればご主人も一緒に減塩に取り組んでいただきたいのですが、
少し頑固なところもあるご主人様なので(さらに認知症も少しお持ちです)、
まずは本人様だけでも取り組んでもらう計画です。

退院後は、毎日ヘルパーさんが入り体重測定・むくみチェック。(火金)で買い物。
また、服薬確認とトイレ声かけする(声かけしないと一日4~5回しか行かれないため)。
もちろん私も定期的に食事内容のチェックもしていきたいと思っています。

なかなか受け入れが難しい方でもあるのですが、
なんとか入退院を繰り返す生活から脱却を!と
ケアマネージャーさんやヘルパーさんとも情報を共有しながらサポートします。


先日、雨上がりに虹を発見。
二重になっているの、わかりますか?(^^)v


はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

こんにちは。京都管理栄養士の藤本です。

日中はまだまだ暑いなと思いますが、
朝晩は気温が下がり過ごしやすくなってきましたね。
少しずつ秋の気配です。

今日は栄養指導の患者様の話です。
6月末に初めて栄養指導をさせていただいてから、先日2回目の指導でした。
糖尿病や脂質異常症などお持ちの男性。
家では調理もなさっています。
前回の指導終わりにはかなり意欲を持って帰っていただいたのですが…
今回来られるなり「だめでした…」と少し落ち込み気味。
血液検査の数値としては改善されているのですが(もちろん薬の効果もありますが)、
前回の指導内容である「間食」の誘惑に負けてしまったそうです。
「最初の1ヶ月くらいは頑張れたんですけどね~」
とおっしゃっていましたが、続けられなかったと反省モードです。

話を聞いてみると、
ご家族様と一緒にほぼ毎日アイスキャンディーやかき氷を食べてしまったとのこと。
暑い夏ですしね。冷たいものが欲しくなりますよね。と共感しつつ、
でも!と切り替えて指導。

アイスクリームは脂質も高いと思ってアイスキャンディーやかき氷にしていた、とのこと。
アイスクリームは商品にもよりますが、1カップ200kcal以上、多いものでは300kcal以上あります。
その点、アイスキャンディーやかき氷は100kcal以下のものが多いです。
なので、選び方としては正解☆

ただし、甘いもの・冷たくて美味しいものの誘惑に毎日負けてしまうのは…ダメでしたね。
毎日食べ続けると、それが習慣となってしまい、なかなか抜け出せなくなってしまいます。
本人様も反省しておられたので、
(私はそれが大事だと思っています。
振り返ってみて、これでいいやと思うのか、ダメだったと思うのか。
この気持ちの差で今後は大きく変わります。)
過ぎたことはもうネチネチ言いません!
これからどうするか、が大切です!

とりあえずアイスキャンディー類はやめましょう。
家族様につられてしまわないようにしてください。
幸いもう夏ももう終わりなので、やめやすいかなと思います。


その他にも何点かお話させていただきましたが、
「最初の1ヶ月くらいは頑張れたんですけどね~」
ということなので、今回は2ヶ月後ではなく、1ヶ月後にまた来ていただいて、
頑張っておられるかチェックしたいと思います。

少しでも達成感があると頑張れるので目標は小さく。
その小さな目標を積み重ねていって、
病状の改善・安定につなげられるように、私も全力でサポートしますね!


はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

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