こんにちは、管理栄養士の藤本です。
お盆も過ぎて8月も残り少なくなってきましたが、まだまだ暑いですね。
ここ最近、雷が鳴って雨が降る、ということが続いています。
ニュースを見ていると、落雷でお亡くなりになった方もいらっしゃるとか。
私もバイクで外を走っているときは気をつけなくちゃと思います。
皆さんも気を付けてくださいね。
さて、先日新規でお伺いしたY様。
病院の栄養指導の際に、栄養士さんからご紹介していただいて、退院後すぐに連絡をくださりました。
肥満、血糖やや高め、高血圧、腎機能も少し下がっておられます。
病院からの指示は、カロリーと塩分のコントロールをすること。
「1300~1400kcal、塩分は控えめにしましょう」と退院後の生活で気をつけることを書いた紙に記載がありました。
栄養指導の際には、糖尿病の食品交換表を用いて指示カロリーの単位計算をし、何をどれだけ食べればよいかを指導なさっていました。
しかし、Y様によると、
その指導の時は分かったつもりでいるのだけれど、今みてみるとやっぱりよくわからなくて。とのこと。
自分の適正量と塩分控えめの味付けを覚えたいまずは2週間昼夕食に毎日とってみたい、というご希望でした。
そこで、配食は1400kcal・塩分6gのものにして昼夕の分は配食で量や味付けを体感し覚えていただくことを提案。
配食でお持ちできない分として、朝食の相談をさせていただきました。
今日は何を食べたかと聞くと、食パン半分と果物、とのこと。
食パン半分は病院からの紙に書いてある、とおっしゃりました。
確かに紙には食パン半分の絵がのっているのですが、この意味は「食パン1枚が1単位」(糖尿病食品交換表の1単位)ということ。
Yさまの場合、朝食ではご飯やパンなどの主食には3単位分食べてもよいので、食パンなら6枚切り1枚半まで食べてもよいのですよ、と訂正。
そしたら果物は?とY様。
最近よく食べるのはキウイフルーツ。合わせてぶどうを食べたり、バナナを食べたりされているようです。
病院からの紙や、食品交換表の本を見ながら、果物1単位分の目安量と、キウイとぶどうなど2種類組み合わせて食べるときは、0.5単位ずつにすることをお伝えさせていただきました。
なるほど~と納得していただけた様子のY様。
1回聞いただけではなかなかわからない、とおっしゃっていたので、
病院の指導の復習ができてよかったわ、と言っていただけました。
さぁ、あとは実践あるのみですね!
配食は自分の適正量を知るのにとてもいい「道具」です。
食事の準備も自分でできる方にはやっていただきたい。
このY様のように、まずは適正な量や味付けを知る・覚えるために配食を使って、その後は自分でやってみるというのは大賛成です。
Y様にもお伝えしましたが、
自分でやってみて、血液検査の結果が悪化したり、体重が増えてきたりしたときには、また見直しのために配食を再開する。
こんな方法で最終的には自分でコントロールできるようになっていただくことが、私たちはーと&はあとの役割なんです。
少しずつでよいです。
一気にこれまでの自分の生活習慣を変えることはとても困難です。
少しずつ、これまでよりも良くなるように。
はーと&はあとを上手に活用しながら、食事療養を続けていってくださいね。
実は元・高校野球部のマネージャーの私。
高校野球はドラマがあって、みんな一生懸命で。やっぱり大好きです。
ザ・青春☆
あの頃の自分に負けないように頑張らなくっちゃ~。
はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代