藤本祥代のブログの最近のブログ記事

こんにちは。管理栄養士の藤本です。

すっかり春☆やっと暖かくなりましたね!
担当エリアの東山の方に向かうと、鴨川沿いの桜の景色に癒されます。
先日は夜桜も見てきました☆


さて、先日新規でお伺いしたS様。
通っておられるクリニックの管理栄養士さんからの紹介でした。
昨年の1月から定期的に栄養指導しているが、最近HbA1cが8から9へ。
このままではいけない、ということでご連絡いただきました。

話を色々伺うと、S様いつも食事記録をつけているとのこと。
見せていただくと、昼は外食。日替わりランチを食べているそうです。
内容はやはり揚げ物類が多く、野菜は少なめ。
夕食もS様の好きなお惣菜買って、あとは豆腐や納豆など…。
いつも買う惣菜は野菜のものというよりは、酢豚など主菜となるメニュー。
加えて、甘辛い味のものばかり選ぶんです、と奥様。

何よりも果物がお好きで、
バナナ、りんご、キウイ…朝も夕食後も食べるそう。

うーん。何からお伝えするべきか…。

食事記録によると、ご飯やパンの量は適正量ちょっと少なめくらい。
でも、HbA1cは9.9。
原因は…?


S様と奥様と相談しながら、まずは取り組みやすいところから、と
目標は 果物をやめる ことにしました。

これまでもお医者様や管理栄養士さんからさんざん指摘を受けてきたそうですがやめられなかった果物。
でもこのままじゃ合併症の危険性がすごく高くなります!
HbA1cが下がるまでは果物を我慢していただくようにお願いしました。
どうしてもやめられない時は、週に1回だけ、果物の種類は1つにして少量に、と提案。
どんな目標を立てても、達成・継続できなければダメです。
続けていけることから始めましょう!とお伝えしました。

奥様へは野菜のおかずを作っていただくよう提案。
主菜は1品だけ、野菜たっぷりの副菜は1~2品。
野菜の他にきのこや海藻もいいですよ、と伝えると、
それなら具だくさんの汁物はいいですか?と奥様から質問。
もちろんOKです☆
ただし、いも類は血糖値をあげやすいので注意してくださいね。
メニューに困ったら、お届けする食事のメニューを参考にしてください。


食事療養に対してすごく前向きになっておられるS様と奥様。
まずは次の血液検査まで頑張るわ!と言ってくださりました。
そのお気持ちがとっても嬉しいです。
お食事は昼食にお届けするのですが、
それ以外の部分が大切です。
病院の管理栄養士さんとも連携をとりながら、一緒に食事療養に取り組んでいきますので、
しんどくなったり、わからなくなったりしたら、連絡くださいね!

次の血液検査が楽しみです☆


はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

こんにちは。管理栄養士の藤本です。

新年度が始まりました。
春、ですね。
気温はなかなか上がらなかったりであまり実感できないですが、
先日つくしやたんぽぽを見かけて、少し春を感じることができました。
(写真を撮り忘れてしまったのが残念)
桜はあと少しというところですね!
お花見が楽しみです。

さて、先日ケアマネさんの事業所へ訪問した時のこと。
私を見つけてこんな報告を受けました。

Sさん、最近透析の時間が長くなってるようなんです。
私が訪問した時も塩分のことは言ってきたんですけどね…。

これは大変!とS様のところへ行ってきました。

透析時間が長くなってると聞いた、とS様に聞くと、
だいたい30分~1時間延びているとのこと。
看護師さんからも、お漬物はだめ、と怒られたと。
もともとS様、お漬物や味の濃いものがお好きですが、最近その量が増えてきているようです。
漬物は前は我慢して1枚とか2枚とかにしてたけど、最近は4~5枚になっておられました。
さらに、水分もペットボトルで管理などではなく、好きな時にお茶を飲んでおられます。
(これも以前からのクセです)

なぜ水分と塩分を制限しないといけないのか、をもう一度説明。
好きなだけ水分と塩分を取ってしまうと、次の透析までに体重がどんどん増えてしまいます。
その結果、透析時間が延びて、身体的にも精神的にもしんどくなってしまいます。

実際、透析時間が延びて、S様もしんどさを感じておられました。

もう年なんやから好きなもん食べたい
とS様おっしゃっていましたが、
看護師さんもケアマネさんももちろん私も、S様がしんどい思いをされるのが心配なんだと説得し、

漬物は1回1枚まで
水分も今より飲む回数を減らすか量を減らす

この2点を守っていただくようにお伝えしました。


透析の方だけではないですが、塩分の制限でつらいと思う方は多くいらっしゃいます。
S様の場合、もちろん漬物は食べないに越したことはないのですが、
まずは継続することが大切。
実行できそうな目標から続けていきましょう!


はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

こんにちは、管理栄養士の藤本です。

3月も後半に入りました。
ここ数日、電車では袴姿の女子大生をちらほら見かけています。
卒業式のシーズンですね。

私が大学を卒業して、このはーと&はあとに入社して、丸2年が過ぎようとしています。
あっと言う間です!
駆け抜けている毎日ですが、その中でも少しは管理栄養士らしくなれてるかな…☆


普段の仕事の中で食事の話をするとしたら、
糖尿病や腎臓病など病気をお持ちの方への話が中心です。
でも、それだけじゃなく、色々な話ができるようにしたいと最近特に思っています。

例えば、育ち盛りの高校生でしかも野球部で頑張る息子様にはどんな食事がいいのか、
(これは先日あるケアマネージャー様と話をしている中で相談を受けました)

例えば、朝昼夕とヘルパー様が食事介助に入ってもあまり食べられず、
だんだんと痩せてきてどうしたらいいのか、
(この方には栄養補助食品のドリンクを飲んでいただき
なんとか少しでも身体に栄養をとっていただけるようにしています)

いろんな方がいて、
それぞれに悩みがあるはずです。
そんな悩みをもった皆さんに、少しでも早く出会えるように、
何が大変で、何ならお手伝いができるのか、一緒に考えて、
縁あって出会えた方には、出会えてよかったと思っていただけるように、
これからも日々精進です!


出会えた皆さんが笑顔でいられるように。
この気持ちは、入社当時から変わりません。
もしかしたら3月中にもう一回ブログの当番が回ってきそうですが…
先に決意表明☆
3年目も頑張ります!!


はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

こんにちは。管理栄養士の藤本です。
3月になりました!
バイクに乗りながら、少しずつですが暖かくなってるな~と実感しています。
この間友達からいちご狩りに行ったと聞きました!
うーん羨ましいっっ☆
春はもうそこまで来ているようですね♪

さて、先月の話になりますが、地域包括さんからの依頼で、健康講座の講師をしてきました。
今回私がお話したテーマは免疫力アップのための食事の話。
1月から2月にかけて、インフルエンザにかかる方がピークを迎えました。
今はだんだんと減ってはきていますが、まだまだ油断大敵!
また、これから季節の変わり目になるので、体調を崩しやすくなる方も多いはず。
自分の身体は自分で守るべく、普段の生活にひと工夫していただければ、とお話しました。

免疫とは身体の中の自己防衛システムです。
そのキーポイントになるのが、口や鼻などの粘膜、腸、それから白血球です。
これらの環境を整えたり、保護することが大切です。

食事でのポイントとしては3つ。
①食物繊維、乳酸菌・・・善玉菌を増やして、腸を元気に
②ビタミンA・・・粘膜を強くして、鼻や喉をガード
③ビタミンC、ビタミンE・・・免疫細胞を活性化し、攻撃力をサポート

ヨーグルトやバナナ、みかん、キウイ、干し柿、キムチ、納豆、アーモンドなど、
上記のポイントを含む食材は様々あります。
これらを普段の食事にプラスしていただければOKです。
例えば、
いつも食べている納豆にキムチをプラス
(この組み合わせ、講座に来られていた皆さんはえーっ!とおっしゃってましたが意外とおいしいですよ☆)
おやつにバナナなどフルーツ入りのヨーグルト
(フルーツに飽きたらナッツ類を入れるのもおすすめ)
などです。

ただし、ポイントの食材だけを食べていればよいというわけではありません。
大切なのは、適量でバランスの良い食事を、1日3食しっかり食べること。
そして、規則正しい生活、適度な運動、ストレスをためないこと。

当たり前のことですが、この当たり前が当たり前でなくなった時、身体が悲鳴をあげ始めるのです。
生活習慣を正した上で、食事にひと工夫で、免疫力アップしてくださいね!


写真は今回の講座で試食した「にんじんパンケーキ」

ホットケーキミックスにすりおろしたにんじん(もちろん細かく刻んでもいいです)を入れて焼くだけ!
ホットケーキミックス一袋ににんじん1/2本~まるごと1本入れても、全くにんじんが気にならずにおいしく食べられます。
焼く時に油を使うのでにんじんに含まれるカロテン(体内でビタミンAに変わります)の吸収率もアップ☆
ぜひお試しください(^-^)


はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

こんにちは。管理栄養士の藤本です。

もうすぐ3月…とはいえ寒い日が続いてますね。


今日は心臓疾患の利用者様の話をしようと思います。

出会いは3ヶ月前。
心不全で入院されて、退院の時に紹介があり病室に訪問しました。
付き添いはお孫様。
ご病気のことや食事のこと、色々お聞きしましたが、「病院の食事は味がない…」と。
漬物、佃煮は大好きで、基本的に味が濃いものがお好み。
お孫様からはご飯もたくさん食べてたし、食事はめちゃくちゃですとのこと。

大丈夫かな…
と少し心配になりながら、でもせっかく病院で薄味で適量の食事に慣れてこられてるところだし、と塩分6gの食事で頑張りましょうとお話しました。

入院中にむくみがとれて8kgほど体重がおちたとのことだったので、
目標は体重45kgをキープ。
そのために、
配食にはかけ醤油などしない、漬物や佃煮はやめる
を頑張っていただくことにしました。


退院から1週間、1ヶ月、お電話するたびに醤油はかけてないし、味が薄いのは仕方ない、諦めてる、と言っておられました。

そして先日、スタートから3ヶ月なので訪問して話をききました。
体重は45kgでキープ。
血圧も毎日計っておられ、少し高めではありますが140~150のあいだとのこと。

薄味にもだいぶ慣れたわ、と言ってくださり、退院してから漬物とかも食べてへんよ、と。
今ではちょっと外食しても味が濃く感じるようになったとも言っておられました。

むくみもなく、体調もよいとのこと。
塩分控えめを頑張っておられるからこそですね!と私も嬉しくなりました。

その利用者様から相談が。
入院前はご友人と外食もされていたようですが、今はそれも断っている。
たまには食べに言ってもいいかなぁ?と。
うどんを食べに行くことが多いようなので、
それなら汁は絶対に飲まないなどして、なるべく塩分が控えられるように工夫をお伝え。
それならお寿司も醤油つけへんかったらいいかな?とちょっとお顔が明るくなった様子。

毎日配食ばかりは飽きてもきます。
たまにはご家族やご友人との外食もOK☆と私は思います。
その時に少しでも減塩できるようにどんな工夫ができるのか、
一緒に考えるので、いつでもご相談くださいね!


はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

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