藤本祥代のブログの最近のブログ記事

こんにちは、めでぃ京都の藤本です。
もう4月ですね!そろそろ桜が咲いてくる頃です。
私がこのはーと&はあとに入社して1年が経ちました。
本当にあっという間の1年です。
この1年、振り返ってみると様々なことがあったな~と思います。
自分のブログを少し読み返してみましたが、こんなこともあったな、この時はこんなことを思っていたな、と色々と思い出しました。
少しは成長できたかな?
自分ではなかなか実感できないですが(^_^;)


私の初めてのブログにはこんなことを書いていました。

私が大切にしていること。それは笑顔です。
「笑顔の関係を築いていきたい。」
「自分の周りにいる人を笑顔にしたい。」
採用試験の面接で、いちばん伝えたかったこともこのことでした。
この気持ちは今も変わりません。
利用者様と、はーとに関わってくださる多くの皆様と、
笑顔のあったかい関係を築いていけたら、と思います。
そして、いつか、
藤本さんに相談してよかった、藤本さんがいてくれてよかった、
と言っていただけるような存在になりたいと思います。

1年経った今も同じ気持ちです。
日々いろいろなことがあって、嬉しいこともそうでないことも、
忙しかったり余裕がなくなることもたくさんありますが、
この気持ちは忘れずにいたいと思います。
初心忘れるべからず!!
まだまだ先輩方のように丁寧な対応、きめ細やかな気遣いができず、だめな自分にへこんでしまうこともたくさんありますが、
私が笑顔でなくちゃ周りが笑顔になれるはずがないですよね!


1年間で本当にたくさんの方との出会いがありました。
そして皆様との出会いの中でたくさんのことを学ばせていただいています。
2年目に突入しますが、
出会いに感謝しながら、頑張っていきます!!


実家に帰ったときに見つけた春☆

あ~ひなたぼっこがしたい季節ですね!
今度休日にぶらっと鴨川にでも行こうかな~♪

はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

こんにちは、めでぃ京都の藤本です。
栄養士のみんなが冒頭で大地震についてコメントしていますが、私も同じ思いです。
阪神大震災の時、私は小学1年生だったので、その時のことを鮮明に覚えてはないのですが、
今回の規模はそれ以上。
しかもあの津波。
もう、自分の思いをことばにすることも難しいです。
毎日毎日ニュースを見る度に心が痛くなります。
節電、募金。
今、自分にできることを精一杯しようと思います。

さて、そんな毎日で、私の心はなんだか折れそうになっていたのですが、
「頑張らなくっちゃ」と思う出来事がありました。
ケアマネージャー様から「お食事のことで話を聞いてもらいたいんだけど」とお電話があり、H様のお宅に訪問したときのことです。
昨年から利用が始まっていたH様。
病院の栄養士様から退院後の食事療養のために紹介していただき、カロリーと塩分を調整したお食事を利用していただいてます。
訪問して、H様のお話を伺います。
「もう、この味ない食事なんとかならへんのか」
「食べようとすると吐き気がする時もあるけど我慢して食べてるんや」
切々と思いを述べてくださいました。
なんでこんなもんしか食べられへんのや…と涙ぐまれる時もありました。
でも、ご自分の糖尿病のこと、病気があるからこの食事が必要なこと、ご自身でわかっておられました。
「この病気やから仕方ないんやけどな」とも言われました。
そんなH様、最近の血糖値は安定しており、お医者様からもお褒めの言葉をもらったとのこと。
本当に頭が下がる思いでした。
我慢してでも一生懸命お食事を続けておられるH様の頑張りの成果だと思います。
だからこそ、涙ながらに「なんとかして欲しい」と訴えられるH様の気持ちに応えたいと思うのですが…
ケアマネージャー様からは、糖尿病は安定しているが、心疾患もあり、こちらは気をつけておかなければならない状態と聞いています。
H様には塩分を控えたお食事が必要なのです。
それを私もなんとか伝えたくて、何度もお話ししましたが、
力量不足です。伝えきれませんでした。
結局、一度主治医の先生と相談して、先生の許可が出てから食事を変更するか決めることになりました。

味ない、おいしくない。
特に栄養コントロール食を食べていただいている方から聞くことばです。
「おいしいもの」ではないのです。
それでも体のために、これからの生活のために、必要なものなのだと納得していただくことが私たちの使命なのだと思います。
(前回のブログでも同じようなことを書きましたが)

伝え方って大事だと本当に思います。
ことば・伝え方で人の心を喜ばすことも悲しますこともできる。
だからこそ、ひとつひとつのことばに責任を持って、
大切なことをしっかり伝えられる栄養士でありたいと思います。

こんなに頑張っておられるH様や他にもたくさん頑張っておられる利用者様がおられます。
そんな皆様を励ましたり、時には一緒に悩んだり、話を聞いたりして、
利用者様の側にいられる栄養士に!
頑張らなくっちゃ!!です。


はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

こんにちは、めでぃ京都の藤本です。
3月に入りましたね。
花粉症の皆様にはそろそろ辛い時期だと思いますが、
私は大丈夫なので、よく晴れたあったかい日にどこかにお出かけしたいな~と今からわくわくです☆
雨の日が時々あったり、風が冷たい日もありますが、
信号などで止まったりしたときに日なただと、あたたかい春の日差しな気がしています。

さて、先日の雨がよく降った日でしたが、新規の利用者様のお宅に訪問してきました。
退院されたばかりの、糖尿病性腎症の女性の方です。
ご主人と2人暮らしですが、
塩分やたんぱく質の制限があるお食事が必要なため、ご主人がお食事の準備ができないとお困りで、配食を利用されることになりました。

お医者様からお食事のことで何か言われたことはあるか伺うと、
生の野菜や果物を控えるように言われた、とのこと。
腎臓の機能が低下してくるとカリウムの排泄が上手くできなくなって体内に溜まりやすくなるので、なるべくカリウムを制限するために生の野菜や果物をやめていただきたいんです。
とお話しすると、「そうそうカリウム、先生言ってたわ」、と旦那様。
野菜だとゆでこぼす、果物は缶詰のものならいいですよ、とお伝えすると、
「そういうことやったんか~、納得できた!」と今度は本人様。
話を伺うと、病院の朝食には缶詰の果物が出てきていたとのこと。
「なんで缶詰の果物なんや、と思っていたけど、カリウムのことやったんやね、納得。」

ここで、果物を食べるなら缶詰のものを、とおすすめしましたが、注意点がひとつ。
甘くておいしい缶詰の汁ですが、これは召し上がらないでくださいね。
汁にカリウムが溶け出ていますので!!
(利用者様にもしっかり注意点、お伝えしています)

少し話がずれてしまいましたが、
今回の訪問で、改めて「利用者様に納得していただく」ことって大切だなと感じました。
特に栄養コントロール食を利用していただいている方は
これまで好きなものを食べてきた、という方が多くいらっしゃると思います。
そんなときにお医者様、あるいは栄養士様から食事に気をつけるよう言われて、はーとへ連絡をくださるのです。
「なんとか頑張りたい」「食事のコントロールをしっかりしたい」という思いを持って利用開始になられるのだから、
やみくもに頑張って続けましょう、と励ますのではなく、
まずは「なぜこの(制限された)食事が必要なのか」をお伝えして、だから頑張りましょう!とお声をかけたいと思います。
納得できていないと、何かを続けることって大変ですもんね。

前に、私たちはーとの栄養士は「食事の大切さを伝えるのが役割」と山村さんや東川さんに言われたことがありましたが、そのことを思い返せた日になりました☆
少しでも利用者様の「続けよう」「頑張ろう」の気持ちを長く持ち続けていただけるように、
これからも全力を尽くしていきます!!


はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

こんにちは、めでぃ京都の藤本です。
最近また暖かい日が続いてますね。
いよいよ春…かな?でももう一回くらい寒くなりそうですよね。
油断大敵!
気温の差が激しくなる季節の変わり目は体調を崩しやすいので気をつけなければです。

さて、先日東京へ出張してきました!
田舎者の私は東京というだけでドキドキ…
電車に乗りながら周りをキョロキョロ…
完全に「お上りさん」でした(笑)

もちろんただ遊びに行ったのではありません。
以前辻本さんのブログでも何度か嚥下の話が出てきていますが、
今回の出張もその嚥下に関しての出張でした。
東京ビッグサイトで開催されたメディケアフーズ展というものに行ってきました。

たくさんの企業さんがブースごとに出展されて、それぞれの商品を試食などを交えながら紹介してくださるのですが、
世の中には本当に様々な企業があって様々な商品があるのだな、と改めて実感しました。

ふつうの食事では噛めない。
飲み込みが難しくなってきてよくむせる。
そんな咀嚼や嚥下の困難な方のお役に立つべく奮闘中なのですが、
まだまだ勉強不足です。
プロジェクトのメンバーでとろみ剤を色々試してみたり、
今回のように企業の方の説明を受けながら実際に試食してみたりすると、
たくさんの発見があります。
実際に私自身が「噛む」「飲み込む」ということが出来てしまうので
なかなか実感が得られない部分がたくさんあるのですが、
だからこそ、試食をしたり実験のようにとろみ剤を試してみたりすることを通して
これくらいの柔らかさがいい、とか
逆にこれくらいの硬さがないと飲み込むのにばらばらになってしまう、などを感じていかなければと思っています。

そもそも嚥下困難とはどういうことなのか、
食事の面ではどのような工夫が必要なのか、
様々なことを学んで、食事が食べられなくて困っておられる方のお役に立ちたいと思っています。
「口から食べることは当たり前でごく自然なこと」
これが出来なくなることは本人様も周りの方もショックなはずです。
そんな方の希望になれればと思います。
そのためには私自身がしっかり勉強しなければ!
私も他の栄養士メンバーも頑張ります☆


お台場からみたレインボーブリッジと東京タワーです。

やっぱり夜景はキレイでした。


はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

こんにちは、めでぃ京都の藤本です。
この間までちょっと寒さが和らいでいたのに、また冬に戻ってしまいましたね。
2月もあと半分。
2月は逃げる。あっという間に過ぎていっていますが、
春はもう少し先みたいです。

さて、今日は配送員さんの話を少ししたいと思います。
めでぃ京都では月に1回、配送員さんとのミーティングがあり、様々なテーマでグループディスカッションをしています。
先日のミーティングでは、配食を停止してしまわれた方にもう少し何か出来ることはなかったのか、というようなテーマで話し合いました。

1月の停止の方を個別に追い、
なぜ停止になってしまったのか、
停止になる前に何か働きかけられなかったか、
様々な意見が交わされました。

その中で私の心に残ったのは、あまり食べられなくなり、配食が余ってしまうようになったために停止になった方。
毎日の昼と夕に食事を取っていただいてました。
配送員さんからの食事は食べられていますか?の声かけには食べられていると答えておられたそうですが、実は冷蔵庫の中に食事がたまってしまっていたそうです。
停止になる前には体調を崩しておられたとのこと。
すかさず、その方の担当ではない配送員さんからの意見が出てきます。

体調不良と言っておられたなら、尚更食事は食べられているのか、残食はないか、もっと声かけしたり、食事量を把握しておくべきだったのではないか。
体調不良はサイン。食べておられないようなら、家族様やケアマネさんにお伝えするべき。
毎日昼夕のお届けで食事が余ってくるなら、昼だけや夕だけ、月・水・金など、利用頻度を少なくする提案をしてみてもよかったのではないか。

他にも色々と意見はでてきました。

私たち以上に利用者様に近い存在の配送員さん。
日々の様子や利用者様の声を直接見たり聞いたりでき、信頼関係も生まれ、
楽しくお話ししたり、時には悩みや困り事なども聞いておられるのだと思います。

利用者様の生活を知り、
利用者様のちょっとした変化を敏感に感じ取ること。
それが出来るのが配送員さんの強みです。

そんな配送員さんだからこそ、
停止になってしまう前になんとか出来たかも知れない。
停止になってしまったあの方は今どうしていらっしゃるだろう、大丈夫かな。
今からでも何か手伝えるかもしれない。
もしかしたら停止になってからまた困っておられるかも知れない。
など、いろんな思いを持っておられるのだと感じました。

今回のディスカッションでは配送員さんの熱い想いや、細やかな気遣いを感じられて、
私も、もっともっと利用者様のことを知って、サインに気付いていける相談員でなくちゃ!!と気合いが入りました。
利用者様が困っておられるならなんとかしたい。
その思いは、はーとのメンバーも、配送員さんも、みんな同じなんですよね。
みんなで利用者様を少しでもサポートしていきたいと思います。


はーと&はあと 管理栄養士 藤本祥代

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